サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 未評価 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.6
  • 出版社: かもがわ出版
  • サイズ:20cm/142p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-87699-523-0

紙の本

解雇告ぐる日 リストラ時代を詠む

著者 長尾 幹也 (著)

告げしかばそくざに机整理しぬ解雇の部下のよりがたき怒気 リストラの通告、自らの部長から課長への降格…。現役営業マンがサラリーマンの揺れ動く心を赤裸々に描き出す。サラリーマ...

もっと見る

解雇告ぐる日 リストラ時代を詠む

税込 1,650 15pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

告げしかばそくざに机整理しぬ解雇の部下のよりがたき怒気 リストラの通告、自らの部長から課長への降格…。現役営業マンがサラリーマンの揺れ動く心を赤裸々に描き出す。サラリーマン受難時代を生きるあなたに贈る歌集。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長尾 幹也

略歴
〈長尾幹也〉1957年京都市生まれ。滋賀大学経済短期大学部卒業。広告代理店勤務。第10回朝日歌壇賞、第24回全国短歌大会大会賞受賞。歌集に「月曜の朝」がある。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価0.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

この歌集を同僚と分かち合い、溜飲を下げるもよし、反乱を画策するもよし

2000/07/18 09:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:井上真希 - この投稿者のレビュー一覧を見る

  籠の鳥水槽の魚小屋の馬繋がれし犬定期買うわれ(第八章 反乱)
 どんな大手企業であっても、経営が破綻する時代である。滅私奉公と引き換えに、ささやかな一生の保障を手にしたはずのサラリーマンにとって、その前提が崩れることは何を意味するのか。外の世界、拘束を解かれた自由な生活を夢見たことはあっても、今さら解き放たれたところで、果たして生き延びてゆけるのか。やはり、ネクタイという首輪ははずせないかもしれない・・・。定年までは。

 サラリーマン歌人として知られる著者は、43歳、広告代理店勤続20年、一貫して営業畑を歩み、現在もセールス活動を行う中間管理職だ。営業部長当時は、リストラのため、部下に解雇を通告、その後、成績不振の責任を取る形で課長に降格された経緯をもつ。子供はまだ幼く、マンションを購入したばかりで、「定年まで勤めあげむを前提に生保加入の印寒く押す」の一首から、ローン返済もあるに違いない。下戸のため、飲んで憂さを晴らすこともできず、やはり下戸の同僚と喫茶店でケーキを頬張りながら愚痴をこぼし合ったこともある。その同僚は、異常なまでのギャンブル好きが嵩じて、ある日失踪。自分には到底そんな真似はできないという著者の反乱が、作歌なのだ。日々の鬱屈、怒り、敗北感を、歌に詠むことで浄化している。まったく、何かなければやってられないのである。
 通勤電車、休日、転職、上司、会議、忙殺、背広、月曜、休日出勤、名刺、セールス、給料、集金、部下、評価、クレーム、商談、去りし夢、タイムカード、ビル、人波、改札口、忍耐、孤独、人事、倦怠——サラリーマン経験のある人ならば、これらのタイトルから心に浮かぶものは無数にあるだろう。

 しかし、サラリーマンの誰もが、子供の頃からサラリーマン生活に憧れていたわけではないはずだ。すべては知らない間に放り込まれた競争社会のなせるものだろう。いい学校からいい会社へ。高度経済成長とともに、皆がレースに参加させられてきた。だが、時代とともに花形の業種は移り変わり、かつて超人気企業に入社したはずが、定年を迎える頃には風前の灯火、それどころか、今やリストラや倒産もありうる。
  生くるとはこんな連続なだれ込みて席少なきを取り合う電車(第一章 通勤電車)

 昔、「人生ゲーム」という双六遊びをした。あの時すでに、子供同士で刷り込まれた競争をしていたのだと思う。そして最近楽しんでいるのは、パソコンの「大富豪」ゲームである。所詮、最初の手札がよければ大体最後まで「大富豪」か「富豪」で、反対に、スタートが悪ければずっと「大貧民」のままなのだと、一度は見限った。ところが、このゲームには、遊び方のヘルプにも出ていない裏のルールがあった。ある条件下で「革命!」が起こるのである。カードの強さの順番が逆転するのだ。それを発見して以来、ひたすら革命を楽しみにゲームを続けている。
 この歌集も、何かを考えるきっかけになると思うのだが。 (bk1ブックナビゲーター:井上真希/翻訳・評論 2000.07.17)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。