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スパイ“M”の謀略 | ||
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小林多喜二の死 |
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共産党や労働運動への
2017/08/31 09:15
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察の取締まりが激しい昭和7~8年の出来事。 1.スパイ“M”の謀略:スパイMの話はあまりにもドラマチック。こんなこと起こり得るんだ。当然だが裏資金を握る役職は強い。 そしてもの知らずの脇道の話だが、三・一五事件、四・一六事件など、日付で呼ばれる事件が出てくるけれど、二・二六事件程のインパクトはないから、同時代でないとイメージが起きないなぁ。 9.11や3.11も後世にはそうなってしまうのかな……
2.小林多喜二の死:大変激烈な人生。 彼は労働者階級そのものではなく(生家は没落して生活は苦しかったが、商科高校(今の大学)を出て銀行に勤めていた)、あくまでも思想・文学的な活動家だった(そして志賀直哉氏の影響を受けていた)と初めて知った。そしてこちらにもスパイの影が。 当時既に名高い作家であった彼を殺害した特高は恐ろしい組織だ。