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社会主義 (講談社学術文庫)
マルクスは、所有理論に基づいて資本主義を批判し社会主義への展望を打ち出したが、それは「支配の社会学」を閑却していた。本書は、歴史は合理化の過程であるという観点から、社会主...
社会主義 (講談社学術文庫)
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商品説明
マルクスは、所有理論に基づいて資本主義を批判し社会主義への展望を打ち出したが、それは「支配の社会学」を閑却していた。本書は、歴史は合理化の過程であるという観点から、社会主義のもつ歴史的宿命、すなわち、官僚制の強大化を指摘したウェーバーの講演の全訳・解説である。ウェーバーの洞察は、現代社会主義の抱える諸問題を鋭くつき、われわれを驚嘆せしめる。社会主義に対決するウェーバーの姿勢を知るうえの格好の書である。【商品解説】
目次
- 1 まえおき
- 2 民主主義・官僚制・社会主義
- 3 資本主義と社会主義
- 4 革命への希望とその挫折
- 5 社会主義の路線上の諸問題
- 6 革命の展望をめぐる現下の状況
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マックス・ウェーバーによる社会主義のもつ歴史的宿命を説いた講演記録です!
2020/04/09 11:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、歴史は合理化の過程であるという観点から、マルクスが説いた社会主義のもつ歴史的宿命、言い換えると、官僚制の強大化による弊害を明快に指摘したマックス・ウェーバーによる講演の全訳版です。また、必要に応じて詳細な解説も付けられ、非常に理解し易くなっています。もともと社会主義は、所有理論に基づいて資本主義を批判したマスクスによって打ち出された社会理論でしたが、そこには「支配の社会学」が抜け落ちていました。同書では、その点を指摘しながら、理想上の社会であるとされた社会主義の欠点を論理的に指摘した、まさにマックス・ウェーバーの思想を知る上では非常に有効な一冊です。