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鮮血の日の出 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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評価が分かれるな、このシリーズは
2005/05/28 10:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイガー・マンのシリーズ二冊目。
前作「銃弾の日」で出会った女性と結婚が決まったタイガー・マン、これを機会に、諜報機関から抜けて危険なことから足を洗うことを決心する。が、結婚式の当日の朝、組織のボスから連絡が入る。アメリカが戦争に突入するかどうかは、タイガー・マンの調査にかけられた。
ミッキー・スピレインは本当にアメリカという国が好きだったんだなあと思う。本書意外でもそうだが、敵は共産主義国家、その国に対するアメリカの対応にイロイロ文句が述べられている。一歩間違うと、愛国者というより狂信者ともとれるその言葉の裏に、自分の国家に対する愛着と、その正義を信じている一人の男の姿が浮かび上がってくる。
ただ、あんまり何度も繰り返されるので、だんだん鼻に付いてくる。アメリカだって先住民を征服してできた国家、けっこう酷いことやってるじゃない、と言ってやりたくなります。
このタイガー・マンのシリーズを好きになれるかどうかで、スピレインへの評価がガラッと変わるんじゃないかな。私には、このシリーズはいま一つでした。