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紙の本
2000/3/12朝刊
2000/10/21 00:18
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
琉球列島の一つ、宮古島を北に向かうと、唐突に風車の林立する岬が現れる。風力発電装置だ。地球への負荷を少なくするエネルギーへの試みは、今やいろいろな場所で様々に取り組まれている。
こんな動きの大きな源流になったのが、著者が提唱した「ガイア仮説」だ。地球は一つの生命とみなしてよく、生命にふさわしい場所であり続けるように自己調節しているのではないか。この仮説の理論化を、生物学、大気分析、海洋学など諸科学のデータを総合しながら本書で試みた。いま地球環境が気になる人の胸にまず浮かぶイメージは、ここに描かれた一つの生命体としての地球である。
発表当時は異端視された本書の思想も、九〇年代以降、追い風を受けている。それだけ地球の痛みが進んでしまったからなのだろうか。(濫)
(C) 日本経済新聞社 1997-2000