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▼大学に入って最初に注文した本『GAIA: A new look at life on Earth』の和訳モノ。日本で最初に和訳してやる!と勢い込んでいたものの、購入した段階で安心してしまいそのままホコリをかぶっているうちに出版されてしまったという情けない逸話付き。▼スワミ・プラブッタ氏の翻訳は多分に情緒的に流れ、ラヴロック氏本来の地球と人間・動植物に極相を置かない(ある意味突き放した)科学的視点にくらべ、読者をエコロジスト側に誘導しようという意図が見え隠れするが、その辺を見切ってしまえば、やはり画期的な仮説本でしょう。
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同書はディープエコロジーにも影響を与えた
環境思想の古典的な一冊です。
”地球そのものが生き物である”という素朴な発想を
初めて科学的な言葉を使って整理したものだといえます。
エントロピー論も別の仕方で”地球も生きている”
という発想を理論的に述べているので、
個人的にはその関係について興味があります^^;
本文にも書きましたが、生態系をめぐる言説が、
人類のセーフティネットとしての遺伝子資源を確保する
生物多様性という概念に吸収されている今日、
彼の視点は生態系の重要性に別の角度から光を当てており、
その点が生かせそうです。
本文はこちらにアップしています→
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7734/environment/enviro-list.htm#01
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地球系を生命圏として見る視点を仮説として受け止めればよい本である。
しかし、それを科学という必要があるだろうか。
科学信仰の先に、生物主観を接ぎ木したことによって生まれる視点で、
何か見えるものがあれば、それは仮説として受け入れてもよい。
しかし、全体を科学という必要はないかもしれない。
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wired・科学・第9位
mmsn01-
【要約】
・
【ノート】
地球がひとつの生命体であるとみなす「ガイア仮説」を提唱。あなたのパソコンやiPhoneの画面に浮かぶ「地球」のイメージは、ここから始まる。
◆ユーザーからのコメント
システム融合としての地球を捉える視点はよかった。内容はどこまで真実か知らんけど
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地球の生命圏を象徴するものをギリシャ神話の母なる大地から「ガイア(Gaia)」と呼称し、地球が宇宙に誕生してからどのように地球環境やそこに棲む生命が発達してきたかを説く。そして人類を地球に棲む生命のひとつと位置づけ、人類も〝ガイア〟の一員としてどのような働きかけが出来るかを、エントロピーの話題を用いながら考える。
突飛でセンセーショナルな内容ではなく、中学高校と科学や生物の勉強をする中でおそらく教えられてきたことや、それを発展させた内容が使われているので、あまり理科の話に馴染みが無くても身構えることなく読めると考える。何より「ガイア」の例えが詩的である点や、時折SF的な例えが用いられるところは、誰でも別け隔てなく楽しめると思う。