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紙の本
初級者に最適
2004/07/24 18:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る
松浪有は基本属性不明。刊行当時は青山学院大学。都立大に
勤務履歴があるみたい。池上嘉彦は京都(1934年)生まれ。
東大(英文科)卒,同大大学院修了後,イェール大学大学院
博士課程修了(Ph.D,69年)。現在,昭和女子大学(刊行当時は
東大教授)。主な著書に,『言葉の詩学』(82年),『を
考える』(91年)など。Longman Dictionary of Contemporary
English(第二版)の共編著者。日本英語学会理事。英語教育協議会
評議員。知る人ぞ知る有名人。お嫁さんは,教え子か後輩(元九大
(教養部)教員)。50歳を過ぎて,一児の父親って方が
すごいかもしれない。今井邦彦は,基本属性は不明。
刊行当時は都立大で,現在は学習院大学に天下ってる(文学部,
言語共同研究所)。手許のは89年(第三版)。
この値段(14,000円)ならこのペースは仕方がないのかな。
1頁あたりほぼ10円という特価ではあるのだけど。
第一章「言語研究の方法」,第二章「英語史」,第三章「音韻論」,
第四章「文法論」,第五章「意味論」,第六章「修辞論と文体論」,
第七章「辞書論」,第八章「正書論」,第九章「英語教育」,
第十章「世界の英語」。付録I「英語学者略伝」,付録II
「英語史年表」,参照文献,用語集,索引。
事典の書評なんて,学会誌に掲載される本格的なものを除けば,
編者のお友達が激賞して販売促進に資するための,「前売り券
絶賛発売中」的なものしか普通は書かれないが(多すぎて
辟易するゾ!),それでもド素人の僕が敢えてモノするのは,
類書数あるなかで本書は最も初級者に適しているから。
言い換えれば,中卒以上であれば誰でも知っている「英語」
という学校の教育科目の専門分野を,比較的に学術用語による
説明を抑制しながらも(「抑制」ね。専門語の使用が
回避されているわけではない),網羅的に取り扱っている
という点が評価できるから。荒木・安井(共編著)
『現代英文法辞典』は,価格も約2万5000円と素人には
決断の要る価格だが,本書に劣る最大の理由は説明に
専門語が多すぎて素人には無理だから(僕だけか?)。
大学の図書館にはあるだろうけど,手許に置きたい
一冊としてはこれが一番よかった。レポートをまとめる資料には
最適だと思う。新本に拘らなければ,比較的容易に古本屋でも
入手可能だろう。(973字)