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紙の本
雨のち気持ち晴々
2001/03/05 23:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジェシー - この投稿者のレビュー一覧を見る
雨の音ってどんな音。
「ぴしゃぴしゃ」、「ばらばら」、「ぱらぱら」
どこか寂しげな音。
雨の色ってどんな色。
雨はあらゆるものから色を奪う。
一面灰色一色の世界。
窓から見る雨、街の雨、野山の雨、丘の雨、池の雨、川の雨。
どこでも雨は降る。
雨はどこへ行くの。
「海」、海は生命の源。
あらゆる生命に力を与える水。
大自然の営みの中で我々は生きている。
この本の中で、私は不思議な体験をしました。
最初は少し暗く憂鬱な気分。最後は楽しく心踊る気分。
最後にはとても晴々する素敵な作品です。
今度の雨上がりは長靴履いて水たまりで遊ぼうかな。
紙の本
雨の匂いが感じられる絵本。
2001/07/31 07:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
雨がちょっと楽しくなる絵本です。
「あめが ふりだした ほら きこえる」
ベッドの上でひざをかかえた女の子がつぶやきます。窓、屋根、街と画面は広がっていき、本降りになるにしたがって、地面を小さな川になって勢いよく流れます。
雨は街だけでなく、野山にも池にも降ります。草も、かえるもうれしそう。雨はやがて流れをつくり、川を下って、海へ…。
青、黄、それにペンの黒で描かれたシンプルな絵本です。曇天から雨が降り始めるようすや、雨をうけて緑が青々とするようすが描かれています。街の中で雨が降り始めたときのちょっとほこりっぽいの匂いや、野山に雨が降ったときの草の匂いが、感じられます。
雨の降り始めの、まず自分で感じて、窓や地面の雨粒を確認して、それから本降りになるときの、雨の世界の広がりかたと同じように、ページをめくるたびに広がっていきます。
そろそろ雨もあがるなぁと予感させる明るい空のもとの、すっきりした空気とみずみずしい緑と、空を映す水たまり。女の子は軽々と「そらのかけら」をとびこします。
表紙はちょっとおどろおどろしいかんじがするかもしれないけれど、中身はそんなことぜんぜんないです。雨上がりのすっきりした空気が待ち遠しくなる1冊です。
【B◎◎KRACK】 No.90 2001/07/04発行