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紙の本
パリへ行った妻と娘
2021/07/23 23:10
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作のテーマは、娘の進路と将来、そしてそれを心配する母親だろうか。前作以降バンコクのフランス式学校で学んでいた娘だが、上級生のクラスが閉鎖された事で知り合いの家に下宿する形でフランス本国で学ぶ事になる。そしてその家の息子と恋人になり、という筋書き。それにしても驚かされたのは、想定外の出来事に冷静に(時に鈍感に)行動する著者である。
著者にとってパリは前妻と暮らし、死別した町だそうで、当然そのときの事が回想されている。この時の出来事が、この時点での著者の人生観に影響しているのではないかと思われ、とても巧みな構成だと感じた。