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●自己完結するどこにも行けない世界。●はじめ読んだ時、私のことが書いてある!と思いました。でもそういう人、たくさんいるみたいですね。●東京の地下に巣くうという邪悪な存在「やみくろ」。もちろんフィクションですが、この本の発売から時を経た今改めて読み返してみると、もしかして本当に存在するんじゃないかと思えてくるのが不思議です。もちろん観念的な存在として、という意味ですが。●心というものがない世界で、主人公は忘れていた音楽を思い出す。メロディーが一音ずつ現れ、コードが付き、音楽が再現されると・・・。奇蹟のようなシーンは読んでいて胸が痛いほど幻想的で美しいです。こんなに美しいシーンは未だ他で読んだことがないです。●ラストまで読むと、上巻のはじめのシーンをもう一回読みたくなりませんか?
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長かったー!!面白かった。村上春樹好きじゃないけどこれ面白い。特に現実のほうの男の生活の描写の細かさがいい(←細かい)
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こういう話って好きだわ。"世界の終り"と"ハードボイルドワンダーランド"という一見関わり合いのなさそうな世界の話を交互に語るという構成で功なんて辛抱がないからそれぞれを続けて途中まで読んだというけれど、そんなことをすると楽しさが半減してしまうのだ。符合がぴたりと一致する瞬間を見逃してしまうではないか。これも結局は自分探しの旅だったね。彼の話としては私にとっては非常に理解しやすい、結論も納得できる、希望のもてるものだった。冒険……「私」は次から次へと危ない目にあうけれど、それって言葉で"こういう危険がありうる"と言われてるだけなのにけっこうハラハラするものなのね。これも"ワープロ"に使えそうだなぁ……'93
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村上さんの作品のなかで、1,2を争う傑作だと思う。
2つの世界が、徐々にシンクロしていき・・・
ピンクの装丁も、すごい好きだったなあ。
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同時に2つの世界が進行し徐々にリンクしていく。人間の脳をキーポイントとして扱っているだけあって難解な場面もあったけど、巧みな表現、すんなりと浸み込む比喩に酔わされます。村上春樹の作品でどれが一番かと問われれば間違いなくこの作品!(2007/06/02)
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マダム蔵書では数少ない箱入り単行本。たぶん初版。ノルウェイ・・でブレークする前から好きだったんだよ〜、でも今はエッセイのほうが好き
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世界の終わり。
とても象徴的な言葉だ。どんな風に世界は終わるのか。何も変わらないかもしれない。あるいはSF映画のように人類が滅亡するのかもしれない。自分と言う個が無くなるだけかもしれない。
でも、この話の世界の終わりはとても具体的で静かに進んでいる。特に一角獣の存在が凄い。そしてハードボイルド。学生時代に読んでいたらまた別の感傷を抱いたかもしれない。
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★は∞につけたい!
眠れなくて本を読んで無理やり疲れて寝ていた頃に出会った本。
古本屋さんで購入。
まず布張りの装丁にびっくりした。
そしてそのあとは春樹ワールドにどっぷりつかってしまった。
小学生以来の本を読む楽しさを味わえた一冊。
春樹さんの本の中で1番好き。そして「ハードボイルド・ワンダーランド」が好き。
前に雑誌のインタビューでYUKIちゃんが南の海辺でこの本を読むのが好きといっていた。
あたしの中ではこの本を読むといつでも夏の夜明け前の薄闇に戻ってしまう。
お話とその時の空気がぴったりだったと今でも思う。
この本を好きな人とは絶対に友だちになれる!
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高校の頃に読んだ。部活で疲れて死にそうに眠かったが、就寝前に少しずつ読み進めた。一年ぐらいかかった気がする。ストーリーがどうとかというより、独特の雰囲気に浸りきることがすごく心地よかった。どんな気持ちで読んでいたかはまるで思い出せないけど、今でも特別な思い入れがある。
あと個人的には、ぜひハードカバーで読んで欲しいと思う。装丁が素晴らしい。
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村上春樹との出会いは短大時代の本屋のアルバイトで。
「風の音を聴け」から始まり、当時出版されていた作品を次々と水を飲み干すように読み続けた。
文庫本で買うことがほとんどだったわたしがハードカバーに手を出したのも村上春樹を好きになったからだと思う。
この「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は村上作品の中での一番のお気に入り。箱に入っていて(函入り、というのね)、ピンク色の布張りの装丁もすばらしい。写真がないのが残念です。
夢中になって読みふけった一冊。宝物といえる本。
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再読。
個人的には、
彼の著作物中のベスト 1 だと思う。
初版は 25 年前かぁ。
1985 年 第 21 回谷崎潤一郎賞受賞作品。
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SFとして楽しめた。
村上春樹ってホント独特の世界観を醸し出してきますね。いつもいつも。
ラスト、そうきたかという感じで少し意外でした。世界の終わりを選択する僕。
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学校の図書室で、初めて借りた本です。
ピンク色のケースに入ったハードカバー本。
その時は特に何も思わなかったけれど、とても貴重な一冊。
二つの物語が交互に現れ、読み進むほどにドキドキしていたことを憶えています。
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再読。村上春樹で最も評価が高い作品であり、波長さえあえばぐいぐい引き込まれていつの間にか世界の終りにいるような錯覚さえ感じる。
少しずれた現実と、儚い世界の終りの描写が絡み合い心地よい。ただ慣れるまでは理解するのに体力が必要なため注意。合う人が読めば確実に嵌まる素晴らしい作品。とりあえず図書館の女子か太った美しい娘が抱きたくなる。女だけど。
何気なく灰羽のモチーフになっていたりするので、灰羽連盟を見なおした折りに読み返した。
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二つの全く異なる話が交互に登場し、同時進行していきます。並行して進む両者が次第に近づいてくる面白さがあり、長編ですが一気に読んでしまいました。
【鹿児島大学】ペンネーム:まっぴ
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鹿大図書館に所蔵がある本です。
〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=21189072308
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