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紙の本
可愛い女性が登場する「湯が原より」が好み
2023/04/01 21:39
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
有島武郎氏の「或る女」という小説が面白すぎて、ついつい国木田独歩氏のことをモデルと言われている佐々城信子の元旦那という印象で思い浮かべてしまうのだが、もちろん、浪漫派の作家としての「武蔵野」や自然主義の先駆としての「運命論者」といった素晴らしい作品を世に残している大作家だ、「独歩集」少年の悲哀・春の鳥・湯が原より(1905年7月)、「潯声」あの時分・号外(1907年5月)、「独歩集第二」窮死・疲労・二老人(1908年7月)という3冊の短篇集から編集された作品集であるが、この3年間の間で作風がどう変わっているかは私にはよくわからないのだが、「独歩集」に収められていた鳥になった少年という表現が詩的な「春の鳥」と信子的ではない可愛い女性が登場する「湯が原より」が好みか、早逝が惜しまれる作家だ