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紙の本
祝復刊!それでも私はKADOKAWA NOVELS版を愛する その14
2016/02/21 18:00
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2部に突入して、いよいよ『魔界水滸伝』の「魔界」たる世界に突入していくのかと思わせておいて、なかなかそうならないところが栗本ワールドだ。
しかも、今やこの物語の主人公であるかのような振る舞いをみせる北斗多一郎の話が、この第14巻も続く。作者のお気に入りキャラクターだから仕方ないのかもしれないが、カバー絵にも登場するわ、カラー口絵にも挿画にも登場するわと、まったく主人公の扱いだねえ。
後半は、地球防衛軍の潜水空母内の反乱とその結末が描かれていて、これまたどこが「魔界」の話なのかどうか。まあ、それぞれの話は面白いので、ついつい読み続けてしまうわけなので、あれこれ文句を言おうというわけではないのだけれど。
それでも、少々違和感を持ってしまうのは、異次元世界の存在であるクトゥルーがここへきて饒舌になっていることである。妖しいバケモノは、人間らしくない方が良いのに。でも、何か話さないことにはストーリーが進まないという気もする。
2015年11月1日記