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収録作品一覧
学問の進歩 | 服部英次郎 訳 | 3-198 |
---|---|---|
ノヴム・オルガヌム | 服部英次郎 訳 | 199-412 |
ニュー・アトランチス | 中橋一夫 訳 | 413-482 |
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紙の本
現代科学方法論の父
2018/05/31 20:19
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投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書ほど、現在に影響を与えている書籍は少ないのではないのだろうか。そう思わずにはいられない書籍である。確かヴォルテールの『哲学書簡』だと思うが、「最も重要な書籍であり、最も読む必要のない本」だと評されている。しかし、後半は現在においては当てはまらない。科学技術が優れてきた現代だからこそ、科学的思考の原点を読むのが良いと思われる。ベーコンは、思想上、自然を人間が支配するものと考えているが、それ以外では至極真っ当とも思われる議論を展開する。人間に付きまとう4つの偏見(イドラ)を指摘し、イドラが入らないし思考法として現代科学的な「真の帰納法」を提唱する。様々な事例が出てくるが、その事例には現代科学が依拠する方法論で溢れている。退屈してしまう箇所はあるものの、ベーコンの思想は学ぶに値する。