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病身の孤独な読者さんのレビュー一覧

投稿者:病身の孤独な読者

317 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ブッダのことば スッタニパータ

仏教の「ゲンテン」

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最初に述べるべきことは、一時流行った「○○のことば」シリーズの書籍ではないととである。タイトルは「ブッダのことば」であるが、本来は「スッタニパータ」の翻訳書である。解説にもある通りに、「スッタニパータ」は仏教の書物の中で最古のものであり、ブッダの発言と真理と真意が不足なく頭に直接入ってくるような感じを受ける。最低でも大学一般教養くらいの知識があれば、本書の内容を理解するのに不足することはあまりない。しかし、全く仏教の知識のない方にも本書は読めるように、とてもわかりやすく訳されている。役者がいかに優れているのかを本書から伺うことができる。
 仏教であるが、本書は最古の仏教の書籍であり、ブッダの発言・言葉ができるだけ歪曲されずに伝えている。現在様々な宗派はあるが、本書の内容は仏教の中心でありエッセンスでもある。仏教に興味を抱く方には本書は最良の書籍となると思われる。

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紙の本

コウモリであるとはどのようなことか

ネーゲルの珠玉の論文集

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「What is it like to be a bat ?」の論文で有名なネーゲルの論文集である。決して、コウモリを扱った生物学の書籍ではない。本書にはこの有名論文はもちろんのこと、その他ネーゲル独自の哲学が展開されている。ネーゲルは、多方面にわたり考察を行っている。論文集には「死」から始まり、「正義」や「脳」の話まで実に多様である。それでいて、明確で読みやすく理解しやすい。まさに珠玉の論文集である。

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紙の本

歴史とは何か 改版

紙の本歴史とは何か 改版

2018/05/19 16:04

歴史哲学の手軽な名著

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

歴史研究で有名なカーの歴史がどのように作られていくのかという講演を書籍化したものである。歴史は個人の勝手な解釈や絶対的に決まった資料の発見によってできたものではない。歴史も、一つの学問であり、それゆえ特定の資料から特定の個人が解釈した歴史が、学問的に認められるかどうかで歴というものが作り上げられていく。本書には記載されていないが、例えるなら、邪馬台国の○○説の話と似たようなことで、学術的に整合的な解釈が資料から得られ、それから九州説の方が正しいと議論されて批判をされて決められていく。しかし、その決まった歴史も暫定的なものあるいは仮説である。「歴史とは何か」という哲学的な問いを歴史の成立過程から切り込んだ名作である。

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紙の本

租税国家の危機

紙の本租税国家の危機

2018/06/28 19:36

租税起源の古典

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は戦争に直面した状況下で、租税国家が危機的状況であるが、それは危機と呼べるのかという問いから始まる。そして、租税がどのようにして発生したのかを歴史的に考察し、最後は一定の結論を出す。シュンペーターの租税概念は、税金関係を扱う書籍では必出である。イノベーションのイメージが強いシュンペーターによるっ租税論である。

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紙の本

法における常識

紙の本法における常識

2018/06/14 09:41

法学の基盤・法哲学的基盤

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「法とは何か」を直接問う書籍である。ヴィノグラノフによる講義を基に構成されているが、講義レベルを超えた法の本来の意味を考察するための重要な書籍。過去の調査や様々な法の形成過程を見直すことで、ヴィノグラノフが法の定義を行う。この定義は論争はあるものの、一定の重要性を帯びていると思われる。法の是非が問われる現在だからこそ読んでみるのも良いと思われる。

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紙の本

世界観の研究

紙の本世界観の研究

2018/05/31 19:59

人間の実際の生から紡ぎだされる世界観

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

哲学史の中では結構名前が出ているものの、あまり日本では知っている人を見たこともない。浅学ながら評者も名前は知っていたが、ディルタイの書籍を読んだのは初めてである。ベルクソンに代表される「生の哲学」は、ディルタイが入るかどうかで議論が行われている。評者の個人的な感想になってしまうが、本書を読む限りでは「生の哲学」の先駆け的な存在だったと思われる。「世界観」と聞くと哲学では、「認識論」や「存在論」をイメージする方が多いと思われるが、本書は形而上学的な話から始めるのではなく、純粋に人間のなにげない日常生活や習慣から人間の世界観の形成が行われることを展開している。薄い書籍ではあるが、知的好奇心をくすぐられる書籍である。

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紙の本

種の起源 上

紙の本種の起源 上

2018/05/29 17:13

ダーウィン理論の骨子と限界、そして批判に対する回答

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

進化論ほど誤解された科学理論はあるだろうか?世間では、進化論の誤謬に満ちている。そんな世間であるからこそ、正しくダーウィンの理論を知る必要がある。本書では、ヴィーグル号の話はなく、過去の生物学の知見を引用しながら、種の変異と自然淘汰というダーウィン理論の主軸となる基礎概念を考察している。ダーウィンの論理の展開の仕方は、科学論文を読んだことのある者なら気づくことであるが、非常に論理的であり、余計な考察や解釈が入っていない。世間で知られている観察事例からの演繹ではなく、純粋に過去文献からの引用と考察、そして独自の調査を踏まえて論理的に進められている。本書は世間では「あやしい」という印象がついているものの、本来本書は科学的な仮説の提示であり、本書の価値と貢献は計り知れないほどのものであると断定できる。
自然選択と変異という進化論の骨子に対して想定される反論をダーウィンが考察している。変異する中間形質の存在が確認できないことや交雑の問題、本能などの心的な行動の獲得についてなど現代でも批判されている点について科学的に誠実に回答と考察及び仮説の提示を行っている。もちろん、過去の動植物の研究と自身で行った研究を交えてての回答である。そして、地質学的な限界点にも言及し、進化理論の基盤上の不完全性を本人は認めている。そうではありながらも、説得力のある論証と批判に対する回答の仕方は、やはり進化論を完全に否定することの困難さを指摘している。ほとんどの批判事項に対して解消される考察と仮説を与えているが、もちろんいくつかの根拠不足による難点は残るとダーウィン自身が述べている。彼の科学に対する造詣の深さと誠実さが伺える箇所である。

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紙の本

ポジティブ心理学が1冊でわかる本

ポジティブ心理学が濃厚に凝縮している書籍

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現在流行しているポジティブ心理学という分野がある。方法論上の問題点はありながらも、これまでネガティブ感情に焦点を当ててきた心理学が、ポジティブな感情に焦点を当てるようになった。誤解のないように説明すると、「ポジティブになるための心理学」ではない。ポジティブ感情に焦点を当てて心理学的方法論で研究する心理学の一分野である。そのポジティブ心理学の研究が過不足なく比較的新しい知見も含まれて構成されているのが本書である。ポジティブ心理学について学びたい方には、この一冊から始めるのが最適である。

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紙の本

反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体

反知性主義を正確に知る最適な書籍

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「反知性主義」と聞くと、勉強や学問することに反対する思想という誤解を抱く人が多いが、反知性主義とは本来はキリスト教に端を発している。中世のキリスト教のような厳格で格式張って難しい聖書を難しく語る聖職者に対する姿勢として、反知性主義は生まれた。従来の中世キリスト教の典型的な方法だと、一部のインテリのみがキリスト教を理解することができない。そのために、民衆にもわかりやすくエンターテイメント性を取り入れようとしたのが反知性主義者の方法である。ある意味的を得た考え方であり、共感できる部分はある。しかし、果たして反知性主義者によって広まったキリスト教の解釈は本当に正しいのか?その辺も考えながら読むとより面白くなる。本書は、反知性主義を正確に知るための最適な書籍である。わかりやすくかつあっという間に読めてしまう。

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紙の本

通信の数学的理論

紙の本通信の数学的理論

2018/05/20 07:39

現代情報学の父

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書にはクロード・シャノンの世界的に有名な論文とウィーナーの解説とが収められている。一見難しそうに思える書籍である。確かに、数式も出てくるし論文であるので本来は専門書の部類に含まれる。しかし、本書は確率論を駆使して「情報エントロピー」を定義づけて、「情報量」を定量化するのに成功した革新的な論文であり、現代社会の基礎知識とも言える。ウィーナーの親切な解説により、とても読みやすくなっている。

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電子書籍

行動経済学~経済は「感情」で動いている~

行動経済学の手ごろな教科書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昨年ノーベル経済学賞でセイラ―博士が受賞したことにより、行動経済学が脚光を浴びるようになった。世間で行動経済学の書籍が一気に増えたが、本書はかなり前から存在し、新書という形をとりながらも、行動経済学の基礎的な研究を網羅しており、最適な入門書といえる。特に、トゥベルスキーとカーネマンのプロスペクト理論についての記述は他の書籍にないくらい丁寧に詳細に記述されており、読む価値は十分にある。行動経済学の本質を理解するにはまず本書を読むのが先決だと思われる。

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紙の本

異端の統計学ベイズ

紙の本異端の統計学ベイズ

2018/05/16 10:23

ベイズ統計の過去と現在

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

統計学が注目される現代において、ベイズ統計の名前を知っている人は意外と少ない。基本的には、主流の統計学で問題はないが、やはり限界はある。ベイズ統計は主流の統計学と方法論は異なるが、主流の統計学の限界点を少し克服できる可能性はもつ。その遍歴を記してあるのが本書である。ベイズ統計がどのようなものであるかをベイズ統計史なるものを通して理解することができる。「異端と」表現されているが、ベイズ統計と主流の統計学は両方とも必要であると評者は考えている。確かに、ベイズ統計では方法論上「恣意的な」部分が少し含まれてはいるが、その効力は非常に大きなものである。

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紙の本

冬の夜ひとりの旅人が

紙の本冬の夜ひとりの旅人が

2018/05/13 17:17

メタフィクションの王道

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「あなたは今『冬の夜ひとりの旅人が』を買いに行こうとしている」という冒頭からメタフィクションを駆使する作品。本書の内容は複雑ではあるが、メタフィクション初心者にとっては入りやすい書籍だと思われる。メタフィクションの意義の一つとして個人的には、作者の文章技能を知ることができることだと考えている。本書には、まさにカルヴィーノが巨匠らしく小説分野に関係なく様々な物語とその手法が詰まっている名作である。

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紙の本

シナリオの基礎技術 新版

紙の本シナリオの基礎技術 新版

2017/08/18 21:19

物語作成の教科書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「どのようにしたら面白い物語が書けるのか?」
 この疑問に悩む方は多いと思う。小説家や作家を志望する方だけではなく、PRやCMの企画など上記の疑問の答えを血眼になって探している人はごまんといる。漠然と「この作品はいい」とか「この作品は面白くない」とかはわかるが、いざ作るとなるとわからなくなる。
 その疑問を解消する書籍が本書である。本書は映画や演劇など「見せる」芸術のシナリオを扱った書籍だが、小説など物語のプロットを考える際にも役立つ。
 本書は、物語構成の基礎知識を体系的に学べる数少ない本だといっていい。様々な章で細かい技術や悪例なども紹介されており、解説がわかりやすく具体的であるので非常に実践的でもある。
 本書に貫徹している主張はいくつかあるが、「テーマをしっかりさせろ」「筋を通せ」「情緒を描け」というこの三つは特に重要であり、かつ現在の日本芸術に欠けているところだと言ってもいい。主張自体は普通であるが、その普通が蔑ろにされているからこそ「面白くない」作品にあふれているのである。
 プロが最も重視するのは基礎である。基礎があるからこそ創造性や個性を生かすことができる。
 書くことにも基礎・基本は存在する。様々な物語にあふれる現代だからこそ、もう一度原点に立ち戻るべきではないのか。そんなことを思わせられる書籍であった。

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紙の本

文学論

紙の本文学論

2019/10/14 15:56

才能に流されない文学論

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本書の主張はいたって明快だった。それは、文学や詩の作成において、知性が必要だとのこと。この知性とは、文の構成や文彩の付け方、そして、文章の書き方など、作品を構成する全ての要素を意識して作り上げることである。そして、作家には技術と習練が必要だと説く。この文学論は、才能や感性に頼ってそれらに言及するだけの単なる「文学論」とは異なり、作家の真を突いた文学論だと思う。バルザックなども同じことを述べており、真理を突いているのではないか。

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