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ドナウ河紀行 東欧・中欧の歴史と文化 (岩波新書 新赤版)
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紙の本
行ってみたくなる
2004/05/03 16:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Heavy Moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
人にすすめられて読んだ。自分にヨーロッパに関する知識(歴史的にも,地理的にも)がないことを再認識させられる。しかしながら、読んでいて楽しい。著者は、本当にこの地域が好きなのであろう。それが伝わってきて、風景が思い浮かび、自分も実際に行ってみたくなった。この本を持って、ドナウ河を船旅ができたらどんなに気持ちいいだろうか? これから読む人には、大き目の地図を用意して、それと照らし合わせ、その周辺にも目をやりながら読むことをおすすめしたいと思う。
紙の本
音楽を響かせる大河ドナウ
2004/11/09 02:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RinMusic - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドナウは音楽を響かせる大河である。ライン河とてベートーヴェンやシューマンといったロマン派の大家を育んできたが、ドナウ河が脈々と語り継いできた長い歴史に寄与してきた音楽家は数知れない。またドナウ河は様々な景色を生み出している—ドイツ・ロマンティック街道を経て、ウィーンに入り、ブダペストでは「ドナウの真珠」と呼ばれるに至る。何度訪れても美しさに飽きることはないその景色ゆえに、私たちを魅了してやまないロマンティックな大河なのである。しかし、本書では社会主義下における「ドナウ河改造計画」による環境破壊や、「欧州の火薬庫」と呼ばれて久しいユーゴスラヴィアの内戦といったドナウの暗雲も記しており、執筆された1991年以降、東欧・中欧は未曾有とも言うべき激動の時代を迎えている。ドナウ河を知る手引書として本書は適した一冊である。果たして21世紀の東欧・中欧がどのような音楽を響かせてくれるのか?