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紙の本
本能寺の変まであとわずかなのに、こんなに語られることがおおいのか
2016/04/07 15:34
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者があとがきで、「予定によりますとこの外伝は全3巻、ということはこの巻でめでたく完結する「予定」だったのですけれども」と述べているように、当初はここで本能寺の変があって、物語としては終わるはずだったようですが、そうはならないのが栗本薫です。
そうは言ってもやや冗長なところがあり、そこをはしょってくれればもう少し簡潔に完結したのではないかとも思いますが、どうなんでしょう。
蘭丸と出会った信長が、徐々に蘭丸にはまっていく姿が描かれた1巻と言えるでしょう。
史実になぞらえて言えば、天正9年8月から天正10年初めという、本能寺の変のおよそ1年前あたりの話となっていますが、もうそんなのはどうでも良い感じです。それでも後半は、明智光秀が謀反を起こすきっかけになったと言われている安土城に徳川家康を迎えるくだりがでてきていますが、その直前にはなぜか出雲の阿国一座とおぼしき人たちのエピソードが数ページ挟まれています。
信長と阿国とどんな関係があるものか、これもまた栗本薫の想像のなせる技なのかよくわかりません(少し時代がずれているようにも思うので)が、きっと重要なエピソードなのでしょう。
それ以外は、信長の蘭丸に対する想いでいっぱいの1巻となっています。
それは、この本のカバー絵からもわかりますが、永井豪が描くとやっぱり妙にエロいですね。