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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発売日:1993/07/26
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/333p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:4-06-206530-4
紙の本
夜の神話
パパの勤める原子力発電所で、恐ろしい事態が進行し、スイッチョさんは全身を青い炎に包まれた。その頃マサミチは、ツクヨミの神とあがめられる「夜のお方さま」に出会った。大好きな...
夜の神話
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:17,655円(160pt)
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商品説明
パパの勤める原子力発電所で、恐ろしい事態が進行し、スイッチョさんは全身を青い炎に包まれた。その頃マサミチは、ツクヨミの神とあがめられる「夜のお方さま」に出会った。大好きなスイッチョさんの命は? 危機はくいとめられるか?【「TRC MARC」の商品解説】
非常事態発生!パパたちの原子炉が……
『ぼくの・稲荷山戦記』(講談社児童文学新人賞 第34回熊日文学賞)につづく期待の大型新人の野心作。
たつみやさんは冒険好きな作家である。書くものすべてに新しい世界を求めていく。はじめて作品を拝見したとき、その新鮮さに驚いた。たつみやさんが子供の素直な眼を失っていない証拠である。あのときの溌剌(はつらつ)、新しさは、さらに磨きをかけて本作の中に生きている。読者はかならず、こんな冒険をしてみたかったとため息をつくだろう。たつみやさんの声がきこえる。――「誰も知らない冒険の世界へおいでよ。」と。――菊地秀行【商品解説】
著者紹介
たつみや 章
- 略歴
- 〈たつみや章〉1954年生まれ。明治大学卒業。91年「ぼくの、稲荷山戦記」で第32回講談社児童文学新人賞受賞。
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紙の本
今になって思うこと
2002/12/25 00:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:菖蒲 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を初めて読んだのは、確か小学2年生のときである。
当時、移動図書館にこの本はあった。
この本と同じ設定で、暑い夏休み前に読んだ。
この世には、赤い火と青い火がある。
赤い火は、人類が昔から一緒に暮らしてきた。
反対に、青い火は、約50年前に発見された。
ウラン、プルトニウムといった原子力発電の材料である。
これらを使って、蒸気を発生させて、私たちの日々使っている電気を生み出しているのだ。
主人公のマサミチは、都会の暮らしに慣れていた。
しかし、なぜか田舎の祖母の元へ引越しする。
両親への不満は、野菜嫌い、学校での孤立となって彼を悩ませる。
しかし、ひょんなことから不味い饅頭を食べさせられ、家神様であるヨネハラさんが
見えてしまうのだ。
しかも、月の神様であるツクヨミ様、その傍にいた月ウサギとも会話ができるようになる。
だが、母を持たない月ウサギと魂替えをしていしまい、その拍子にマサミチは神であるツクヨミの本当の優しさを垣間見るのである。
しかし、危険は迫っていた。
マサミチの父がスイッチョさんという、彼の同僚を家に呼ぶのだが、マサミチには、彼を青い火が包んでいるのが見えてしまうのだ。
やがて、青い火は一度点いたら、何万年も消えないという事実にマサミチはぶち当たるのだ。
いつも、危険と隣り合わせである原子力発電について子供ながらに、考えさせられた。
そして、自然がどんなに私たちの傍で、私たちを見守っていてくれるのか。
原子力発電所の危険は、100も承知でその中に入っていく人の勇気に感動した。
今、この原子力発電所の封印が解かれようとしている。日本、アメリカ、北朝鮮。
子供にでも分かるこの本を読んで、このことを考えてくれる子供達が増えることを祈りつつ、古きよき本の思い出に代えようと思う。
紙の本
複雑な原子力発電所の問題を少年の視点から訴えかける力作。
2023/08/27 16:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
小6のマサミチは、突然のいなかへの引っ越しに不満を抱き、心を閉ざす。
一学期の終業式の帰り道、神社で彼は、運命の出会いをしてしまう。
姿形を変えた彼が見ていく世界とは。
父の懸命な姿。
兄のように慕う父の部下。
彼らが命をとして守ろうとしたもの。
複雑な原子力発電所の問題を少年の視点から訴えかける力作。