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紙の本
トールキン小品集の改題新装版
2002/04/08 21:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
トールキン小品集の改題新装版。収録作品は「農夫ジャイルズの冒険」「星をのんだかじや」「ニグルの木の葉」「トム・ボンバディルの冒険」
「農夫ジャイルズの冒険」は村に訪れた巨人を追い出した農夫のジャイルズが英雄となり、ひょんなことから竜退治をすることになるコミカルな物語で、とぼけたユーモアが心地良い一作。トールキン氏のまた違った一面が垣間見える。
「星をのんだかじや」は幻想的な物語で、星をのんだ男の子がやがて大人になって妖精の国に迷いこむ神秘的な話。神話から物語を紡ぎ出す氏の作風がうっすらと伺えるような内容。
「ニグルの木の葉」はキリスト教の教えを軸にした少し思想的な物語で、主人公はニグルという画家だが、絵を物語に、画家を作家に置き換えてみればトールキン自身の物語といった風にも読める。
最後の「トム・ボンバディルの冒険」は物語というよりも十六編の詩。指輪物語でもお馴染みのホビットが残した詩、といったもので、楽しいもの、哀しいもの、バラエティに富んだ豊かな幻想詩集となっている。
指輪物語と比べるとさすがに壮大さなどは劣るが、トールキンファンにはニグルの木の葉、指輪マニアにはボンバディル、単純に物語を楽しみたい人はジャイルズや星をのんだかじや、といった風に、それぞれのニーズを満たしてくれる短編集ともいえるだろう。
紙の本
バラエティ豊かな小品集
2002/02/06 00:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
指輪物語の作者トールキンの短編集。収録作品は「農夫ジャイルズの冒険」「星をのんだかじや」「ニグルの木の葉」「トム・ボンバディルの冒険」。
「農夫ジャイルズの冒険」は村に訪れた巨人を追い出した農夫のジャイルズが英雄となり、ひょんなことから竜退治をすることになるコミカルな物語。短いけれどとぼけた味わいのある楽しい物語で、こういった軽いタッチの物語も書くのか、と新鮮でした。ページの向こうにトールキン氏の茶目っ気たっぷりの笑顔が浮かんでくるような作品。
「星をのんだかじや」は幻想的な物語で、星をのんだ男の子がやがて大人になって妖精の国に迷いこむ神秘的な話。神話から物語を紡ぎ出すトールキン氏の作風がうっすらと伺えるような内容です。
「ニグルの木の葉」はキリスト教の教えを軸にした少し思想的な物語で、主人公はニグルという画家ですが、絵を物語に、画家を作家に置き換えてみればトールキン自身の物語といった風にも読めます。
最後の「トム・ボンバディルの冒険」は物語というよりも十六編の詩。指輪物語でもお馴染みのホビットが残した詩、といったもので、楽しいもの、哀しいもの、バラエティに富んだ豊かな幻想詩集となってます。
さすがに指輪物語と比べると壮大さなどは劣りますが、収録作品一つ一つに違った魅力があるので、それぞれのお気に入りの物語が見つかりそうな作品集となっています。個人的には物語性の強い先の二編が好きかな。
紙の本
トールキンならではの味わい。
2018/07/16 15:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には表題作が一番好き。
言葉遊びに始まり、物語の中で各人物の上昇と下降がきっちりと定まっている構成がいい。
『星をのんだかじや』も好み。
『指輪物語』の世界観とつながる『トム・ボンバディルの冒険』もいい。