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紙の本
掘り出し物の良書と評します!
2020/04/12 16:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
興味深い一書に出会えたと感じました。タイトルの『玄朴と長英』、これは言わずと知れた高野長英です。2話目は『小判拾壱両』、これは井原西鶴の挿話にありました。3話目は『明君行状記』、池田新太郎光政と青地善左衛門との、裁きの痛快な遣り取りが見処です。4話目は『聞多と春輔』、聞多は井上馨で春輔は伊藤博文です。アーネスト・サトウやオールコックも登場します。
いずれの作品も戯曲ですが、舞台設定の詳述は薄く、台詞中心で、まるで現代の普通の小説を読んでいる感覚です。どの話もグイグイ引き込まれます。
個人的には3話目がストーリー的に良かったです。登場人物の舞台上での活躍振りでは4話目が面白かったです。
一読する機会があれば、お薦めしたいです。