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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1992
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/245p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-62902-4
文庫

紙の本

結晶世界 (創元SF文庫)

著者 J・G・バラード (著),中村 保男 (訳)

【星雲賞海外長編部門(第1回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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結晶世界 (創元SF文庫)

税込 858 7pt

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みんなのレビュー41件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

暗く美しい悪夢

2018/06/16 02:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

片腕が水晶となった水死体。
ガラスの目でこちらを見る鰐。
羽を広げたまま固まっている鳥たち。
『結晶世界』に描かれていた暗く美しいイメージは、一生私の記憶から消えることはないと思う。『結晶世界』は、『沈んだ世界』『燃える世界』とともに〈滅亡3部作〉と呼ばれている。遠からず地球上の生物は絶滅するのだろう、暗い雰囲気のなか、人々は普通に生活をしている。ただし誰もが〈過去〉や〈現在〉にかまけて迫る〈未来〉から目を逸らしているようにも思う。水晶化現象は死そのものではない。彼らはその状態のまま生きる。もしかしたら永遠に。……これは死か、生か?

バラードの書く主人公たちは、〈破滅〉や〈死〉に従容として向かうことがある。一見受動的なその行動は、大きすぎるエネルギーへの憧憬から生じたもので、実は能動的なのだ。バラードの描く狂気や悪夢は、美しくて寂しい。大きすぎるエネルギーというものはたぶん孤独なのだろう。

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紙の本

異世界

2001/08/20 19:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ニューウェーヴSFを代表する屈指の名作。卑怯冒険ものの結構を批判的に取り入れつつ、SFならではの目くるめく世界を現出させている。

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紙の本

1960年代の1つの頂点です。

2005/04/10 21:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作を1960年代のニューウェーブ運動を代表する作家である
バラード氏の最高傑作と評する方もいます。
確かに1960年代においての一つの頂点のような作品です。
SF的な設定でありながら全体的な味わいは純文学に近い気がします。
登場人物たちの言動は複雑に絡み合い、苦悩と歓喜、理知と狂気、
活劇と平安、未来と過去、すべてが溶け合って永遠へと昇華していく、、、。
思弁的にも人間劇的にも厚みのある作品です。
主人公のサンダーズは理知的でありながら陰気で付き合い難くそうだし、
他の登場人物たちも必ずしも魅力的とは言えません。
しかし、彼らが遭遇する幻想的な世界や心理状態は
圧倒的な力で描写されています。
樹が、土が、水が、生物までも結晶化し、時間と空間の
溶け合った世界で永遠の命を得ていく、、、。
登場人物たちの思惑が絡み合い人間関係は錯綜していきます。
結晶世界とは何なのか?滅びか?転生か?
人々は結晶の森に何を求めるのか、、、?
偏った見方をすれば不倫と横恋慕の2組の三角関係や、
心身ともに病み疲れた人たちが登場するドロドロのメロドラマです。
昼の連続ドラマで人気が出そうな気がします(笑
ある意味、正常な登場人物は2人しかいません。
しかし「外宇宙より内宇宙に目を向けるべきだ」という
バラード氏の主張を端的に現わした作品です。
単なるメロドラマに終わらず異常な状況を作り出すことによって
読者に視座の変革を迫り、人間心理の本質に迫っています。

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紙の本

本屋で買える美術品!得をするのは俺達だ!

2001/11/29 21:03

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:quizhunter - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まるで絵画を見ているような気分にさせる濃厚な風景描写がバラード作品の面白さのひとつだと思うんですが、この「結晶世界」は、結晶化していくきらめきの世界と、反対にどんよりした町の風景の上に、その対比をなぞるような主人公たちをのせてきたりして、どえらく奥行きを感じさせてくれます。

 普通、その奥行きはスムーズで現実的な遠近法で書かれているのに、バラードの場合はオブジェの上を這うような奇妙なデコボコ感を付けてくれているから、それが妙にワイルドな読み心地を与えてくれるんですな。

 たしかバラードはシュールリアリズムの手法とか言っていたと思うんですが、文章でこんな世界が表現できるのかと感嘆せざるを得ません。めくりめく風景のなかで、主人公が十字架背負っちゃったりするシーンとかは、もうキマりすぎで、歌舞伎かっつーの!と突っ込みを入れたくなります。

 この頃のSFシーンってよっぽど盛り上がっていたんでしょうか? 個人的な好みかもしれませんが、バラードの作品はどれも近年のメタフィクションと謳われるものよりよっぽど美しいところに到達している気がします。

 とにもかくにも、こんな美術品が文庫本で数百円で読めるなんて、まじで幸せかと思われます。読書好きで良かったワン! ワンワン! と、ひとりさみしく大興奮の一冊です。

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紙の本

けっこう荷が重い(笑)

2006/12/21 01:28

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:albrecht - この投稿者のレビュー一覧を見る

 たぶん、水晶の森に惹かれる人間には2つのタイプがあるのだと思う。
 1つはその光の世界そのものに魅せられたタイプ。
 マタール港に象徴される現実は、どんよりと重く、暗く、すべての希望という光を飲み込んでしまう。しかし、水晶の森ではすべてが内なる光で輝いている。森に入るということは、自分も光り輝く存在になるということだ。バルザス神父やらい病患者たち、そして、スザンヌがこのタイプ。
 もう1つは、水晶化によって時間が停止することに引き寄せられる人たち。
 主人公サンダーズ博士の場合、スザンヌとの情事をだらだらとつづけ、自分の仕事にも、もはや情熱を見出せない状態にもかかわらず、自分からは別れることも、勤めている病院を離れることもできなかった。それが、スザンヌが病院を去り、そのスザンヌからの手紙に幻想的描写があるからという理由をつけてスザンヌを追いかけジャングルの奥地まできてしまった。しかし、結晶化した森の本質を知ると、もはやスザンヌなど抜きにしてみずから森に入っていくのだ。
 ソーレンセンはセリーナとともに水晶化することで、永久にふたりが結ばれることを望んだ。
 ベントレスもひとりの女をめぐって戦うという世界に浸っていたかっただけなのでは? そのほうがスリルがある、生きてる実感がわくといった理由があるのではない。ただ、外の世界に目を向けるということができない、あるいは、ひとりの女性に拘泥するという意味で。
 さて、こうしてタイプ分けができたからといって、別にどうということもなく(笑)。ただあとは、結晶化した森の描写と、それぞれの人間の行動をながめて楽しむ・・・そんな小説なのかな、これは(笑)。

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2004/09/27 17:05

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2006/03/21 20:56

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2006/02/11 21:10

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2008/05/24 22:32

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2010/02/24 16:17

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2010/03/02 20:25

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2010/05/10 21:40

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2011/01/11 01:14

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2011/12/18 11:29

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2012/03/23 00:06

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