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紙の本
算盤が恋を語る話 (創元推理文庫)
著者 江戸川 乱歩 (著)
『日本探偵小説全集2 江戸川乱歩集』『D坂の殺人事件』につづく乱歩の短編集成。江戸川乱歩――ミステリの世界でその名なくしては何ごとも語れない。偉大なる先人の足跡は生誕10...
算盤が恋を語る話 (創元推理文庫)
算盤が恋を語る話
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商品説明
『日本探偵小説全集2 江戸川乱歩集』『D坂の殺人事件』につづく乱歩の短編集成。江戸川乱歩――ミステリの世界でその名なくしては何ごとも語れない。偉大なる先人の足跡は生誕100年、没後30年を経ていよいよ明瞭に印されていく感さえある。“乱歩の前に乱歩なく、乱歩のあとに乱歩なし”と称される巨星が、こよなく愛した純粋本格に果敢なアプローチを試みた佳品「一枚の切符」を始め、「黒手組」「日記帳」「盗難」「夢遊病者の死」など執筆活動最初期、大正12年7月から14年7月にかけて、試行錯誤を通して生み出された色とりどりの短編10編を収録。挿絵=松野一夫・斎藤五百枝ほか
●収録作品
「一枚の切符」
「恐ろしき錯誤」
「双生児」
「黒手組」
「日記帳」
「算盤が恋を語る話」
「幽霊」
「盗難」
「指環」
「夢遊病者の死」【本の内容】
収録作品一覧
一枚の切符 | 8-32 | |
---|---|---|
恐ろしき錯誤 | 33-77 | |
双生児 | 78-98 |
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全体としての評価は星4つ
2002/06/28 02:15
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れじー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書には短編10作が収められている。
やはり江戸川乱歩は長編小説も良いが短編もいい味を出している。
以下それぞれの作品について一言ずつコメントと評価をする。
『一枚の切符』…★★★★
短い割に内容は濃い。謎解きも面白かった。
『恐ろしき錯誤』…★★★
100点だと思ったら名前を書き忘れて0点になってしまった。
そんな感じの短編。
『双生児』…★★★★
双子の入れ替わりは今ではよく見られるトリックである。
指紋の話は割とよかったと思う。
『黒手組』…★★★
暗号文が初めの方に載っているのは読者に対する挑戦だろうか?
トリックは結構簡単にわかる。
『日記帳』…★★★
何だろう、これは。かなりワケがわからない作品。私は割と好きだが。
『算盤が恋を語る話』…★★★
イマイチ。主人公のTは下手をしたらストーカーである。
『幽霊』…★★★
現在の社会では、生きている人を死んだようにみせかけるのは難しいだろう。
この世には幽霊など存在しないのである(もし存在するのならば、私見えるように出て来い)
『盗難』…★★★★★
これは面白い。トリックがわかった!と思いきやどんでん返しが。
前半だけで終わってたら面白くもなんともないが、後半の偽札のネタががよかった。
『指輪』…★★
乱歩本人の評価はかなり悪いようだ。事実、あまりよくなかった。
最後にどんでん返しがあるが、意外性がなくありきたりなもので終わっているのが残念。
『夢遊病者の死』…★★★★
氷を使ったトリックはよく見かける。偶然は怖い。
本書の最後には江戸川乱歩の自註自解があるのでそちらも読んでみると、自分の感想と作者の意図がどれだけズレてるかわかって面白い。是非読んで比べてもらいたい。