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紙の本
北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大 (講談社選書メチエ)
著者 山内 進 (著)
【サントリー学芸賞(第20回)】聖戦の名の下に残虐の限りを尽くした「北の十字軍」、ドイツ騎士団。ヨーロッパ拡大の原型と言えるもうひとつの十字軍を考察することにより、ヨーロ...
北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大 (講談社選書メチエ)
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商品説明
【サントリー学芸賞(第20回)】聖戦の名の下に残虐の限りを尽くした「北の十字軍」、ドイツ騎士団。ヨーロッパ拡大の原型と言えるもうひとつの十字軍を考察することにより、ヨーロッパのみならず現代世界の歴史的理解を深めることができる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山内 進
- 略歴
- 〈山内進〉1949年小樽市生まれ。一橋大学法学部大学院博士課程中退。現在、一橋大学法学部教授。法学博士。西洋法制史専攻。著書に「新ストア主義の国家哲学」「掠奪の法観念史」がある。
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紙の本
キリスト教と侵略戦争
2002/05/20 11:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バーツ曹長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代は中世、バルト海沿岸部の異教徒達にたいする
激しい武力侵攻・征服行為が行われていました。
「北の十字軍」ともよばれるこの活動によって、
カトリックヨーロッパは拡大していったといいます。
果たして、このような活動を正当化した思想は何だったのか。
「北の十字軍」の展開、思想的背景について述べていると共に、
後の大航海時代も視野に入れながらヨーロッパの拡大について論じています。
ヨーロッパが征服を正当化する思想をもとに拡大したということ、
のみならず、それを「批判」する思想も生み出しながら発展したという
指摘から考えさせられることはいろいろあるのではないでしょうか。
文明の抱える矛盾についても描かれた、好著です。
紙の本
絶賛
2002/02/15 23:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MF - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨーロッパのキリスト教勢力は新大陸に進出し、アジアにも進出した。その過程で先住民をキリスト教に改宗させようと努めたが、その根底には「異教徒を撲滅しキリスト教を広める行為は(それが軍事的なものであれ)神による罪の赦免につながる」という考えがあった。この本ではそれを北の十字軍(ドイツ騎士修道会によるバルト進出)を通して明らかにしている。
この考え方(異教徒の権利を無視する考え方)に対しては当時から賛否両論があったようで、コンスタンツの公会議(1414年)でもこの点は論争となっている。この本ではその事も詳細に記述されているが、この部分は特に面白い。
西洋史に限らず、アメリカ史、中東史に興味のある人にも参考になると思う。
紙の本
ヨーロッパの拡大
2020/12/08 19:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨーロッパといえばキリスト教国というイメージが強いがバルト海沿岸は13、14世紀まで異教徒の国だったのが「北の十字軍」による苛烈な征服によりキリスト教化したことがわかった。この布教へのエネルギーが後々のアフリカやアメリカ大陸への侵略に理論的影響を与えたというのが理解できた