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商品説明
ストーカー、多重人格、妄想、倒錯、シリアル・キラー…。世紀末を迎えた現代人の病んだ精神を映し出す鏡とも言える異常心理小説。そうした病理を考察しつつ、独自の視点で海外ミステリにおける異常心理小説を体系的に論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
野崎 六助
- 略歴
- 〈野崎六助〉1947年東京都生まれ。作家、文芸評論家。84年に「幻視するバリケード」でデビュー、文学・映画を対象に独自の批評活動を展開。著書に「北米探偵小説論」「複雑系ミステリを読む」など。
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紙の本
異常心理小説の名作・傑作を盛り沢山
2016/02/24 19:06
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投稿者:山好きお坊さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者曰く、「サイコミステリはいずれにせよ、「読んで元気になる本」とはいいがたい。それどころか人によれば、「読まないほうがよかった本」の一冊になりかねない。わたしはそうではないものもあるといっておきたい。」「サイコミステリは現代の陰画だ。あなたの知りたくない内面をいつのまにか白日にさらす。もちろんそれがあなた自身のことだと暴露するような無作法はやらない」
自分の内面にもきっと潜んでいる異常な精神部分、おおいに興味がある。時として、前面に出、狂いきったことの犯行に及ぶかも、決してありえないことと断言しえない。それだけに、暗い狂った側面に興味がわかざるをえない。倒錯的とはなんと魅惑的なことばであろうか。この書で多くの書名が挙げられている、通常のミステリには食指が動かないが、触れられている作品全部読みたくなる。品切れ本の復刊を願う。