サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 42件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.9
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/251p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-318070-0

紙の本

ゲルマニウムの夜

著者 花村 萬月 (著)

【芥川賞(119(1998上半期))】人を殺し、育った修道院兼救護院に舞い戻った青年・朧。修道女を犯し、暴力の衝動に身を任せ、冒瀆と倫理のはざまで揺れる日々。目指すは、僕...

もっと見る

ゲルマニウムの夜

税込 1,362 12pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

【芥川賞(119(1998上半期))】人を殺し、育った修道院兼救護院に舞い戻った青年・朧。修道女を犯し、暴力の衝動に身を任せ、冒瀆と倫理のはざまで揺れる日々。目指すは、僕の王国−世紀末の虚無の中、「神の子」は暴走する。第119回芥川賞受賞作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

花村 萬月

略歴
〈花村万月〉1955年東京都生まれ。89年「ゴッド・ブレイス物語」で小説すばる新人賞を受賞、プロデビュー。愛と暴力をテーマに独自の世界を開拓。著書に「ぢん・ぢん・ぢん」「鬱」「皆月」など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー42件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

ゲルマニウムの夜

2001/12/16 06:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:333 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 芥川賞受賞作品。暴力と不合理な共同体が描かれている。
 修道院に入居した朧は、当然のようにそこで虐待を受ける。といっても彼も年なので、そこそこは考えることはできるのだが、それ無視するかのように上級にこらしめられる。ただ、彼自身も暴力的である以上、それがのちのちの糧となるところが面白い。
 ちなみにこれは、王国記シリーズです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

あまりにもショッキング

2001/11/30 22:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ショッキングなフランシス・ベーコンの表紙にショッキングな内容、さらにクイズ番組でよく不正解を出してもにこやかに笑っていた気さくそうな謎の坊主のおっさんが作者…実にショッキングだった。
 一種独特な修道院という、一般人にはおよそ縁のない世界を描いた萬月氏は実際に修道院で育ち、クリスチャンだという。もちろん誇張されているだろうが、リアルに感じられるのはそのせいだった。異様な世界にすんなりトリップできてしまうドラッグのような物語。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

遠大なる試みの第一歩

2001/05/10 19:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:旅歌 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 以前から萬月さんの描く主役、あるいは主役級の人物たちにはちょっとした傾向があった。もちろん例外も数あるのだが、最近作では、『二進法の犬』の乾、『ぢん・ぢん・ぢん』のイクオ、『鬱』の青田、がそれにあたると思う。遡れば、『笑う山崎』の山崎。そして本作『ゲルマニウムの夜』の主人公、朧。一括りにする共通項は何かと言えば、「カリスマ」だ。
 カリスマの周囲に殉教的信奉者あるいは組員が集い共同体が構成される。この共同体が萬月さんが描く擬似家族の本質であり、宗教団体も暴力団も本質は変わらないと豪語する拠所と思われる。

 『ぢん・ぢん・ぢん』で時田さんがイクオに問いかける。「有る」と「在る」の違いは何か。時田さんは、漢字の成り立ちから説き起こして「在る」は動かずにあること、と結論する。引いた例文は、「神は在る」。そしてイクオに問う、「イクオは、在るものか」と。これが萬月さん描くところのカリスマの条件であろう。
 
 萬月さんはアウトローだが、決してアナーキーな無神論者ではない、と思う。『ぢん・ぢん・ぢん』では既存のモラルの殆どを叩き壊し、この作品では象徴的に現代のキリスト教を完膚なきまでに否定している。一見、神を否定しているように見えるが、それは考え違いというものだろう。萬月さんが求めているのは原始のジーザス、言いかえれば「絶対神」あるいは「唯一神」または「救世主」。そして、憂えているのは神の不在なのだ。

 巻末のあとがきによれば、単行本に収録された3篇の中短編は、宗教を描く長大な物語のごく一部なのだそうだ。この作品の主人公朧は、萬月さんが既存の世界を全否定した上で登場させた「絶対神」たりうるカリスマ性を持った人物。全体主義に通じかねない思想は非常に危険なのだが、「羞恥心」と「自尊心」の哲学によって微妙なバランスが保たれる。
 そして、単行本に同時収録された中篇「舞踏会の夜」に登場したジャンだ。作中で朧が指摘しているように、彼は「絶対神」朧の対極に位置する「悪魔」的存在として配置されていくような気がしているが、どうだろうか。「羞恥心」と「自尊心」の哲学の欠片も持たないカリスマ。これは恐ろしい。もちろん単なる殉教者かもしれないが。

 この遠大な企みが完成した暁には作品群をまとめて『王国記』というタイトルが冠せられるらしい。果たして、萬月さんはどのようにして、どのような王国を築いていくのか。新たな地平に萬月さんの大いなる未来が垣間見えたような気持ちさえしているが、危険な道のりであることは間違いないと思う。祈るばかりだ。

 萬月的世界観に侵食されるのは、弱者である自分に無上の快感を与えてくれるのだなぁ(^^;;)。

 単行本には短編の「ゲルマニウムの夜」「王国の犬」と、中篇の「舞踏会の夜」の3篇が収録されている。「文學界」に掲載されたときは先の短編2篇で1篇を構成していたことを追記しておく。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

神を求めて

2001/03/29 10:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桐矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 芥川賞受賞作。
 思っていたのと全然違っていた。過激な性描写、暴力描写、そして芥川賞ではなく直木賞のほうが ふさわりかったのではないか…などという話を耳にしていたので、エンターティメント寄りのハードボイルド作品かと思っていた。
 見事に期待以上の作品だった。舞台は、久里浜修道院兼救護院。社会の枠から外れてしまった子供達が収容されている檻。その檻の中で、主人公、朧(ろう)は、神に唾を吐く。
 全然違う話なのに、遠藤周作の「深い河」を思い出した。あの作品でも玉ねぎをむいていく喩えが使われていたはずだ。神を求めて、見つけられず、それでもあがき続ける。深い河では、作者は、神寄りだったのだと思うが、この作品はどうだろう。花村萬月は、クリスチャンなんだろうか?
 本書には、三つの中編が収録されている。著者曰く、
 「三つの小説は、宗教を描く長大な作品のごく一部として書かれました。(中略)すべてを書き終えたときに、わたしは、この作品群に、「王国記」という表題を冠しようと思っています」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/11 14:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/14 13:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/07/27 13:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/10/30 04:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/01/12 15:28

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/05/13 01:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/07/27 09:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/04/03 12:07

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/09/17 06:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/03/12 13:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/11/22 17:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。