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紙の本
人跡未踏の大陸へ……
2001/03/09 02:07
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投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
『アヴァロンの闇』の続篇です。書店で見つけてパッと買って、上下巻合わせて800ページを越える大長篇にも関わらず、その日のうちにパパッと読み切ってしまいました。いや面白かった。
鯨座タウ星系惑星アヴァロンに降り立った人類の植民団。前作『アヴァロンの闇』では、植民者たちは居を構えたキャメロット島から恐るべき猛獣グレンデルを駆逐し、いちおうの平和を得ることができました。しかし彼らが確保したのは小さな島ひとつだけ。海の彼方には、今だ知られざる生物の数々が待ち受ける本土が手つかずのまま残されていました。
そして平和のうちに20年が経ち、第2世代の子どもたちが育ってきましました。海の彼方から人跡未踏の大陸が若者たちを呼びます。彼らは本土の探査を主張します。しかしグレンデルの恐怖を忘れられない大人たちは消極
的。
すっかり保守的になってしまった第1世代たちの弱腰ぶりに業を煮やした血気さかんな若者たちは本土の奥へと突き進み、そして地獄の釜の蓋が開きます。
前作と比べて、やや集中度に欠けるきらいはあるものの、文句なしに面白いストレートな娯楽冒険SFの傑作です。