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商品説明
理論的な解析があまり丁寧に行われていない電源回路に、動作シミュレーションで解析を試みる。比較的電子技術者が扱い慣れている伝達関数を軸に時間解析をも取り入れた、電源回路分析のテキスト。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
電子回路の基本とも言える電源回路を数学的に解析した意欲作。回路設計上必要となる数学理論をまとめている
2000/07/10 09:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は,電子回路オタクである。中学生の時から回路設計にはまっていたという。これまでにA-D/D-A変換器やフィルターなどの回路設計に関する実務書を著してきたが,今回は「構成が簡単で,解析するより作った方が早い」電源回路に敢えて挑んだ。
省エネ法の改定により,電源回路の高効率化は電子技術者にとっての急務といえる。ところが,いざ電源回路に手を加えようとしても難しい。これまで理論的な解析があまりなされなかったためだ。本書では,オイラ法,フーリエ級数展開,逆ラプラス変換といった数学の基礎をまとめた上で,これらの数式による解析結果を数多くのグラフで示している。伝達関数からインパルス応答とステップ応答を直接求める「FILT手法」も取り入れた。電源回路に関連する周辺回路やディジタル回路(論理ゲート)にも触れている。
回路設計のプロにはアイデアを産むヒントを得られる参考書,これから電子回路を設計しようとする電子技術者や学生には数学的基礎も学べる実践的教科書となるだろう。
(C) ブックレビュー社 2000