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商品説明
「ランボーを五行飛びこす恋猫や」 寺山が少年時代、15歳から19歳までの間、ノートにしてほぼ10冊、各行にびっしりと書きつらねていった俳句。新書館86年刊に俳句95句、俳句論10編を増補改訂。全995句収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
花粉航海 | 9-84 | |
---|---|---|
われに五月を | 85-92 | |
わが金枝篇 | 93-96 |
著者紹介
寺山 修司
- 略歴
- 〈寺山修司〉1935〜83年。三沢市生まれ。早稲田大学教育学部在学中より歌人として活躍。67年演劇実験室「天井桟敷」を設立。詩人、劇作家、映画監督等幅広く活躍した。
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紙の本
17文字のカーニバル
2006/11/05 11:40
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
寺山修司は 彼自身がサーカスのように いろんなジャンルで業績を残した稀代の芸術家である。そんな 寺山のスタート地点が俳句であったことは 割と知られていないかもしれない。
彼の俳句を読んでいると 彼の資質が そこにくっきりと現れていることに感動する。処女作にはすべてがあるという言葉がある。それの良い例が 正しく本作であると思う。
寺山の大きな特徴は 饒舌性にある。サーカスと冒頭言ったのも 彼の数々の芸術に見られる特徴が カーニバルのような騒ぎにあると感じているからだ。その意味で たかが17文字でしかありえない俳句に 既に彼の「騒ぎ」が見られる点には感銘を受ける。17文字がかように饒舌である事をはっきりと示したのも寺山である。その意味で 俳句の凄さが 寺山を通して くっきりと見えてくる。