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紙の本
17文字のカーニバル
2006/11/05 11:40
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
寺山修司は 彼自身がサーカスのように いろんなジャンルで業績を残した稀代の芸術家である。そんな 寺山のスタート地点が俳句であったことは 割と知られていないかもしれない。
彼の俳句を読んでいると 彼の資質が そこにくっきりと現れていることに感動する。処女作にはすべてがあるという言葉がある。それの良い例が 正しく本作であると思う。
寺山の大きな特徴は 饒舌性にある。サーカスと冒頭言ったのも 彼の数々の芸術に見られる特徴が カーニバルのような騒ぎにあると感じているからだ。その意味で たかが17文字でしかありえない俳句に 既に彼の「騒ぎ」が見られる点には感銘を受ける。17文字がかように饒舌である事をはっきりと示したのも寺山である。その意味で 俳句の凄さが 寺山を通して くっきりと見えてくる。
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