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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 13件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.5
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/198p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-590009-9

紙の本

アムステルダム (Crest books)

著者 イアン・マキューアン (著),小山 太一 (訳)

一人の魅惑的な女性が死んだ。選ばれた男たちとの遍歴を重ねた途上で。元恋人の三人が葬儀に参列。だが、生前の彼女が撮った写真が元で、彼らは奇妙な三角関係へと追い込まれてゆく。...

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アムステルダム (Crest books)

税込 1,980 18pt

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商品説明

一人の魅惑的な女性が死んだ。選ばれた男たちとの遍歴を重ねた途上で。元恋人の三人が葬儀に参列。だが、生前の彼女が撮った写真が元で、彼らは奇妙な三角関係へと追い込まれてゆく。ブッカー賞受賞作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

イアン・マキューアン

略歴
〈マキューアン〉1948年英国生まれ。子供時代をシンガポール、トリポリなどで過ごす。サセックス大学、イースト・アングリア大学に学ぶ。作家。著書に「異邦人たちの慰め」など。

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みんなのレビュー13件

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

すぐれた機能美

2000/11/05 09:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:安斎あざみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アムステルダムで暮らしてみたいとまで思っているので、このタイトルを見過ごすことはできません。アムステルダムに限らず、オランダの文字があれば本に限らず反応してしまう為、この本も中身を見もせず購入しました。

 著者は英国ハンプシャー生まれ、オックスフォード在住。作品もアムステルダムが舞台ではなく、ラストで登場人物達の向かう先がアムステルダムというだけなのですが、この小説を一言で表したうまいタイトルです。

 大人のための小説、洗練された文章、流麗な表現、アイロニカルなユーモア、辛口、苦みなどが、この本を評するときに送られる賛辞ですが、文章をないがしろにしない小説家が、異常ではない人間を冷静にとらえて描こうとし、それに成功すればこのような作品が出来上がります。

 翻訳ものは途中で飽きてしまうことが多いのですが、これは他の本に目移りすることなく集中し、読了しました。著者はインタヴューに答えています(『海外作家の文章読本/海外作家の仕事場1999』:新潮社)。読み切るのが惜しくなるような思いをもたらすのは、高いレベルの文章と作家の知性である。読者をそうした感情に導き、好奇心を刺激するのが語り口である。求心力となるのは物語の構造であり、どこか建築と通 じる。

 建築であるからには、たった一カ所の手抜きが致命的な欠陥となり、大人を満足させる商品ではなくなってしまいます。見かけはスタイリッシュでも、実は手抜きだらけ、その場しのぎ、子供だましの欠陥住宅で暮らせない人は、基礎がしっかりし、機能美も考えられた部屋で一度くつろいでみるといいかもしれません。

 私の印象に残るのは、アムステルダムの街の描写(とてもよく雰囲気が伝わります)と、最後に行くところが皮肉であれ、アムステルダムであるということです。

 『オランダモデル/制度疲労なき成熟社会』(日本経済新聞社)の著者である長坂寿久氏は、尊厳死ができるという理由だけでも、オランダは永住したいと思うに足る国だと思った、と書いています。

 また、『トレインスポッティング』(アーヴィン・ウェルシュ著:青山出版社)でも、主人公のレントンはラストでアムステルダムに向かいます。

 それぞれ行く意味合いは異なりますが、なぜかアムステルダムはそういう包容力のある街なのです。

 つまり、アムステルダムに行きたい。
安斎あざみ

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紙の本

構成や文体、結末…登場人物の職業に至るまで、様式の美を重んじた英国らしい文学作品。

2001/01/17 01:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 セレブリティの秘められた生活に興味を抱く人は多い。
 特にこの小説が出版された英国では有名人のゴシップ紙があるぐらいだから、ロイヤルファミリーを頂点として、インテリ層、労働者、移民などと未だに階級意識が残る社会における“スキャンダル”への渇望は、美智子妃や雅子妃の帽子やスーツ、宮中晩餐会のメニュー等に対する私の関心の比ではないことがわかる。

 表の生活で地位や資産、人に誇れる家族などを手にして輝いている人間が、裏の生活では、異常な性癖やみっともない持病、隠滅したい過去や、殺意を抱くほどの人間関係のトラブルを持つ…という構図は、もう半ば定着したイメージにもなっている。
 どこか違う社会の誰かの話という感じで、ミステリーを始めとする海外小説でそれを享受する読者の中に、一つの器が用意されているのだ。
 ならば、ハーレクインやシドニー・シェルダンらの読み物と、1998年ブッカー賞受賞『アムステルダム』との差は何か?
 言ってみれば、それは“様式美”ではないかと思う。“形だけ整えた”というニュアンスではなく、強い意識に引き摺られた“構成”と“文体”における独特の美意識だ。
 
 一人の魅力的な女性の葬式に始まり、二人のくたびれた男性の葬式に終わるという設定。
 一人の女性をめぐる作曲家・新聞編集長・外務大臣という三人のセレブリティが、彼女の死後、深く関わり合いながら、持っていたオーラを失いつつ静かに落ちぶれていくという残酷な設定。

 作曲家は2000年紀を祝う交響曲を完成するインスピレーションを得ようと、湖水地方にハイキングに出かける。事件を目撃するが、自分の芸術の完成を優先させるため、面倒を避け知らんふりを決め込む。そのことで、記念すべき作品のクライマックスに神の祝福を受けられず、凡庸なものに終わらせる結果となる。
 新聞編集長は、亡くなった女性が撮った外務大臣のあられもない写真をスクープとして発表することで、落ち込んだ部数の回復を図り、ジャーナリズム世界における自分の地位を不動のものにしようとするが、ワナにはめられ、地位を追われて読者から軽蔑されるような結果を招く。
 外務大臣は、有能な夫人の機転でスキャンダルを先に公表して大混乱を避けるものの、首相にステップアップの夢は費えて、大臣の座も明け渡す結果となる。

 文体については無論、原文でなく訳文で味わった感じに過ぎないが、短い文章でどんどん周りの景色が移り変わっていくドライブ感があった。バイクの後ろに乗せられたような印象。
 登場人物の頭にパパッと明滅する事柄が、どんどん拾われていく。たとえば、作曲家が体力の衰えを意識して歩きながら、ハイキングのコースと交響曲をまとめようとしていくシーン、たとえば、新聞編集長が記事のリストを見ながら、その価値や効果をはかって明日の紙面を組み立てていくシーン。

 そういえば、一人の女性の周りに配置されたコマのようなこの三人の男性たちの取り組む仕事自体も、どこか建築のような様式や美が重んじられるものではなかったか。
 「知的に組み立てていく先は、やはり破滅しかないのだよ」とでも言いたげな結末は、取りも直さず、この作家が、ビクトリア朝以来の英国文学の伝統の系譜に拠っているという、もう一つのスタイルの美を重んじているようにも取れた。

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紙の本

端正さが救う

2002/06/24 02:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおい - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても端正に組み立てられた知的でお洒落な作品。あまりにも過不足なく端正な構成は、どうにも居心地の悪ささえ感じられるのだが、しかし、長篇ではなく、長めの短篇として考えるのなら、むしろこの軽さを可能にする贅力をまだ小説というメディアが有していることを確認できる好例ということができるかもしれないし、都市生活に生じた《プライヴァシー》という空間が生んだ娯楽という機能を、個人的発話行為の限界状況が単なる知的饒舌にしかならないデガダンスから救うのは、むしろこの慎ましさなのかもしれない。過激さを装った著者の処女作がモーム賞を受賞したのはその意味でまさに正しい。

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2006/09/18 22:15

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2006/12/10 00:36

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2007/05/10 00:10

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