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商品説明
米国の電子通信事業における規制と、NTT編成問題を含む日本の政策とを検討対象とし、情報通信の産業構造の変化が著しい転換期における日米の電気通信政策について比較分析する。97年刊の増補改訂版。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
料金規制や競争促進策など,日米の電気通信政策を経済学的分析手法で比較。各種規制の原理や効果をアカデミ
2000/07/17 03:18
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ADSL(asymmetric digital subscriber line)やCATVインターネット,高速無線アクセスなど,インターネットへの高速常時接続を可能にする通信サービスが次々と登場し,低廉な料金を武器に企業や家庭に急速に広がっていく米国。日本でもようやく高速常時接続サービスが始まりつつあるが,その歩みは遅い。こうした違いに日米両国の電気通信政策が影響を与えていることは確かだろう。
本書は,経済学的な分析手法を通して,日米の電気通信政策を構成する料金規制や接続問題を詳細に検証していく。政策分野の経済研究者を対象としているのか,内容は専門的で,読みこなすには経済学の専門知識が欠かせない。
分析の対象としている政策は,基本的にすべて電話基本サービスのためのものである。著者は「接続問題に限れば電話とインターネットで経済的な本質に大差はない」とみなしている。電話とはネットワーク構造も課金方法もまったく異なるインターネットのための経済的政策理論の構築はこれからの課題なのだろう。
(C) ブックレビュー社 2000