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- カテゴリ:大学生・院生
- 発行年月:1999.6
- 出版社: 白桃書房
- サイズ:22cm/314p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:4-561-26314-4
- 国内送料無料
紙の本
新制度派経済学による組織入門 市場・組織・組織間関係へのアプローチ
著者 アーノルド・ピコー (著),ヘルムート・ディートル (著),エゴン・フランク (著),丹沢 安治 (ほか共訳)
経済学的な考え方を、専門的かつ実務的なやり方で、企業と市場における実務的要求と経験に結び付けることを主題とした、新制度派経済学の組織論の教科書。【「TRC MARC」の商...
新制度派経済学による組織入門 市場・組織・組織間関係へのアプローチ
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商品説明
経済学的な考え方を、専門的かつ実務的なやり方で、企業と市場における実務的要求と経験に結び付けることを主題とした、新制度派経済学の組織論の教科書。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
実務指向の強い経営組織論の教科書
2000/09/04 17:23
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投稿者:FAT - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、組織論の概説書、教科書であるが、実務的指向が極めて強いものとなっており、日本的な感覚からすると、理論書というよりも、実践的な組織設計のノウハウを一歩引いた感じで記述した「ビジネス書」といった方が良いかもしれない。
勿論、「新制度派経済学による」とあるので、プロパティー・ライツ理論、取引費用理論、プリンシパル・エージェント理論といった、新制度派経済学の分析ツールについての手頃な解説はあるものの、その分析ツールの含意を理論的に深めていくと言うよりは、現存する具体的なビジネス組織の形態を分析ツールでなぞってみて、その組織形態のレゾンデートルを解説するといものになっている。
また、いわゆる事業部制などの企業組織についての解説だけでなく、企業と企業の関係であるフランチャイズ制やカルテルといった現象を、同一のフレームワークの下に解説しようとしている点は、本書の特徴として挙げることができるであろう。
ただし、本書は、かように実務的、具体的な議論を指向しており、理論的な側面の整理には、いささか不満が残り、事実の羅列におぼれてしまう感じがするかもしれない。そこで、そういった不満を持たれる向きは、逆に理論的な側面のサーベイに力を注いでいる、本書の訳者である丹沢氏の『新制度派経済学による組織研究の基礎』の第2部を読まれてから、本書に戻ることをお勧めする。