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  • カテゴリ:小学生 中学生
  • 発行年月:1999.9
  • 出版社: あすなろ書房
  • サイズ:20cm/207p
  • 利用対象:小学生 中学生
  • ISBN:4-7515-1808-9

紙の本

風をつむぐ少年

著者 ポール・フライシュマン (著),片岡 しのぶ (訳)

アメリカ大陸の四隅に「風の人形」をたてること。それがブレントにできる、たった一つの償いだった。ひびわれた少年の魂が潤いをとりもどし、再生していく姿を描く。『パブリッシャー...

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風をつむぐ少年

税込 1,540 14pt

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商品説明

アメリカ大陸の四隅に「風の人形」をたてること。それがブレントにできる、たった一つの償いだった。ひびわれた少年の魂が潤いをとりもどし、再生していく姿を描く。『パブリッシャーズ・ウィークリー』誌ベストブック。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ポール・フライシュマン

略歴
〈フライシュマン〉1952年カリフォルニア州生まれ。カリフォルニア大学、ニューメキシコ大学に学ぶ。絵本・童話作家。著書に「種をまく人」「半月館のひみつ」など。

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評価内訳

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紙の本

憎しみをたちきり愛を広める

2005/01/13 12:02

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ブレントは、アトランタからシカゴに越してきたばかりの16才。7年間に4度も転校した彼の最大の関心事は、新しい学校にうまく馴染む事と、かっこいい奴として級友達から注目される事。ところがある夜酔って車を運転し、見ず知らずの18才の少女リーを死なせてしまう。リーの顔をした風で動く人形を作り、アメリカの四隅に立てて欲しい。遺族からそう求められたブレントは生まれて初めての独り旅に出る。

病的なまでに気を配り、周りに合わせよう、合わせようとするブレントを、神経質すぎると思う人はいるかもしれない。けれど、全然気の使い過ぎではない。転校を数回経験した私には、ラジオを聞いたり、服装を点検する彼の気持ちがよくわかる。ずっとその土地にいて、知っている人ばかりの中で暮らしてきた人と違って、誰も味方はいない。距離感をはかり、勢力地図を見通す。親という大人の助けを借りれば逆効果。だからその後の行動は確かに許されるものではなかったけれど、地元の子供達にいたぶられた挙句、自棄になってしまう心理も、むべなるかなと思う。

事故後に被害者の家族と加害者の家族を、裁判所ではない所で、会わせてしまうのには、驚いた。もちろん客観的な立場の人間として、調停役が同席するが、いつも今回のような穏やかな決着に落ち着くとも限らないのに、随分と思いきった事をするものだ。
彼等の前で、リーの母親が「事故の時家族が何をしていたか」を延々と話し始める。
もちろんブレントはいたたまれない。泣き出して「ごめんなさい。」と言うしかない。
そしてフィリピン出身の母親はこう言う。
「私は仕返しという事が好きではない。仕返しがどんなものか、祖国でいやというほど見てきた。」
尚も続ける。
「どんな事も理由があって起こるのだと信じている。宇宙にとってこれは必要な事だった。私にはわからないけど。」
そうしてブレントに、冒頭に掲げた依頼をする。

素晴らしい人だな。一国の大統領ですらできない「憎しみを愛に変える」事を、すらっとやってしまった。もちろん「背負うものが違う」とか、「これはフィクションだから」とか、反論はあるだろうが、加害者に向けて、そして何よりも自分に向けて、
「どんな事も理由があって起こるのだから、今回の死も必要な事だった。」という言葉を口にできる母親は、本当に凄い。全9章のうち、2、4,6,8の四つの章は、ブレントの作った風で動く人形(Whirligig=原題)を見た人々について描かれている。けれど、ブレント自身はその人々とは一切関わりがないし、ブレントの訪れた地点を逆から辿っているので、出逢う事で双方が変わっていく通常のロードムービーとはひと味違っている。1章を除いて皆白人種ではない所も、いかにも人種のるつぼであるアメリカらしい。ブレントが人形を作った意志も動機も知らないままに、それぞれの土地の人々は人形を見る。深刻な局面の人も、半信半疑な遊び半分の子供もいる。そして、風が吹いて人形がまわるように、人形を見た彼等も、人生に風を起こす。
調停役のミス・ギルの言葉
「人間の行為はさまざまな結果をもたらします。そのすべてを知る力は、人間にはありません。行為の結果は目に見えないところまで及びます。未来にまで、だれも行けない遠くにまで、それは旅をするのです。」
を具現化するエピソードである。
『種をまく人』『マインズ・アイ』と物理的・精神的に動く事が、別の何かに影響を及ぼしてゆく姿を描き続けるフライシュマンの作品。

2005年4月29日〜5月8日まで、文学座ファミリーシアター2005
で公演が決定(会場:全労済ホール/スペースゼロ)。

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紙の本

風の人形

2006/02/03 10:47

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つな - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ブレントは同級生のパーティーで、気になる女の子に肘鉄を食らわされ、赤っ恥を掻かされた。ハイスクールの二年生であり、転校生でもある彼にとって、これは死ぬほど恥ずかしいこと。今回の学校は、父親の仕事の都合で転校を繰り返した挙句の初めての私立校。今度は金持ちの仲間入りを果たしたと思ったのに! 結局彼ら金持ちは、ブレントのような平凡な人間を受け入れてはくれないのだ。ブレントはアルコールに酔ったまま、家へ向かうハイウェイをひた走る。そんな彼の心に、みじめな人生でいるよりも、この苦しみを終わらせてしまいたいという気持ちがよぎる。気付けば、彼は交通事故を起こしていた。
 しかし彼は死なず、代わりに彼の事故の巻き添えを食った、後続の若い女性が亡くなっていた。自分が死ぬはずだったのに、若く優秀な彼女を死なせてしまったことに苦しむブレント。また、単なる飲酒運転による事故だと思い、様子がおかしいブレントを心配する両親や医者に、自殺するつもりだった、と打ち明けることも出来ない。
 被害者リーの母親、サモーラ夫人は報復はまた新たな報復を生むだけと、彼に憎しみをぶつける事はしない。代わりに、償いとして、リーの顔をした風で動く人形を四つ作るように望む。それにリーの名前を書いて、アメリカの四隅、ワシントン州、カリフォルニア州、フロリダ州、メイン州にたててくれという。リーはもういないけれど、彼女がもし生きていたならば、大勢の人に微笑を贈ったはず。リーの代わりに、風で動く人形で、それをして欲しいのだ。サモーラ夫人にグレイハウンドのパスを渡されたブレントは、初めての一人旅、人形作りを経験する。
 旅先で様々な人に出会い、その場所に風の人形を贈る事で、固く縮こまっていたブレントの心は再び呼吸が出来るようになる。ブレントは背負った重みを忘れることはないが、その心はようやく再生へと向かう。物語は一章ずつ、シーンが切り替わって進む。ブレントが語る部分に、風で動く人形が、見知らぬ誰かに何かを伝えた話が挿入される。風は誰かの思いをのせて吹き、人形はそれにあわせてくるくると回る。爽やかな鎮魂と再生のロードノベル。

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紙の本

十八歳の少女の死に対する償いアメリカの四隅に風で動く人形をたてようとする少年の旅

2002/05/09 01:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

転勤族の父親についてアトランタからシカゴに越してきた十六歳の男の子ブレンドが主人公。周囲になめられないようにと虚勢を張って生きていた彼だったが、あるパーティで失態を晒し、酔った勢いで自殺しようとするが、その行動の結果、彼は誤って見ず知らずの十八歳の女の子リーを死なせてしまう。罪悪感に苛まれるブレンド。そんな彼に対して少女の遺族が要求したことは、アメリカの四隅にリーの顔をした風で動く人形をたててほしいというものだった。こうしてブレンドの償いの旅がはじまるのだが。

ロードムービー調の淡々とした作品。物語の方はブレンドの旅と、彼以外の主人公が登場するパートが交互に語られる展開で、ゆったりとした雰囲気が心地良い一作。序盤は何処か自暴自棄だった主人公が、旅を通じて自分自身と向かい合い、変化する様子が細やかなタッチで描かれています。さほど派手さはありませんが、風に舞う少女の顔をした人形のイメージなど、叙情的な部分が美しいと思いました。読む人によっては心に残る物語になるのではないでしょうか。

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紙の本

少年が風をつむぐとき、風の人形が人々にほほ笑みを運ぶ

2000/07/09 17:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:金原瑞人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ブレントは十六歳。父親の仕事の関係で転校を繰り返しています。だからいつも頭の中にあるのは、いかにして新しい学校の仲間からクールなやつだと思われるか、ということでした。シカゴに越してきたばかりのある日、ばっちりきめたつもりで友だちのパーティに出かけますが、実は場違いな服装をしていた上に、モーションをかけた女の子に思いっきりふられ、さんざん恥をかきます。やけになったブレントは、自殺するつもりで車を飛ばし、見ず知らずの十八歳の女の子を死なせてしまいました。ブレントは、保護観察処分になりますが、罪の意識に苦しみ、抜け殻のようになってしまいます。すると、亡くなった女の子の母親、サモーラ夫人が、会いたいと連絡してくるのです。調停人に、どうやって償えばいいか尋ねられると、サモーラ夫人は語ります。若いころフィリピンにいて、政府と反対勢力の「目には目を」式の抗争をさんざん見てきたから、仕返しのようなことはしたくない、と。サモーラ夫人がブレントに課した償いは、ただひとつ。死んだ娘、リーの顔がついた風車を四つ作って、アメリカ大陸の四隅に立てることでした。リーが生きていたら大勢の人を明るく幸せにしたはずだから、その代わりに、風の人形で人々にほほ笑みを送って欲しい、というのです。ブレントはひとり、風車を作る材料をバックパックに詰め、リーの写真を持って、旅に出ます。ワシントン州、カリフォルニア州、フロリダ州、メイン州を行く、一万三千キロの旅に……。
 
 この物語は、ブレントの話と交互に、ブレント以外のさまざまな人を主人公にした後日談が配置されています。その人たちは皆、ブレントの作った風の人形で人生を少し変えられた人ばかりで、人種も境遇もさまざまです。旅を続けていくうちに、ブレントは人間的に大きな成長を遂げます。そして、かわききっていた心も、潤いを取り戻します。やがて、ブレントが作った風の人形が、さまざまな人の人生にすてきな風を起こすのです。ページをめくるたびに、人と人が不思議につながっていきます。人の温かさや思いやり、人生の素晴らしさが、風に乗って運ばれてくるような、そんな物語です。

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2005/08/25 04:31

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2011/03/07 14:44

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2006/04/11 02:02

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2010/06/17 17:45

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2016/05/28 15:15

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2023/03/10 00:12

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