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紙の本
夢で逢う失われた我が子。
2002/02/24 21:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い一人娘を凶悪犯に殺された辛い過去を持つイヴ・ダンカン。彼女は遺体の頭蓋骨から顔を復元する専門家として名をはせていた。ある日、著名な大富豪ローガンがイヴのもとを訪れ、身元不明の頭蓋骨の復顔を依頼する。だが、やがてその顔をよみがえらせた時、彼女は想像を絶する謀略の渦中に投げ込まれていた(カバー裏より抜粋)。
スケールが大きい。何しろ謀略というのが大統領がらみなのだ。また、セリフも多めで読みやすく、テンポも良い。あとがきにあるように、確かにロマンス色は少し削がれているのかもしれないが、無い、ということではなく、主人公を絡めた三角関係が形成されている。
そして、主人公の亡き娘。彼女の遺体はまだ発見されておらず、そのことが主人公を苦しめ続けているのだが、彼女が夢に出てくるのだ。主人公の願望からの都合の良い夢なのか、それとも…という微妙な親子の会話。そこにある空気はやさしく、あたたかい。
何も殺さなくても…という人までドコドコ殺されてしまう物語の中で、合間にあるその親子の会話は光っている。
事件は決着してますが、物語としてはまだ続いていて、三角関係の結末とイヴがこの後に巻き込まれる事件が描かれた作品として「顔のない狩人」があります。
紙の本
う〜ん、微妙か…
2002/07/30 12:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリアルキラーに娘を殺され、未だにその遺体が発見されていない
という過去を持つイヴは、スラムに育ちながらも、今は復顔彫刻家
として全米一の腕を持つ女性。そのイヴの元に、ある富豪から
古い頭蓋骨の復顔の依頼が舞い込む。なんとその頭蓋骨は、あの
歴史上有名な大統領の頭蓋骨だと言うのだ。
S・シェルダンを超えると言うだけあって(笑)、とても読みやすい
作品でした。復顔彫刻家の仕事ぶりもなかなか楽しめます。
(頭蓋骨から生前の顔を推測して、それを復元すると言う仕事)
そういう意味では、パトリシア・コーンウェルの初期の感じに
似ているかも知れません。二転三転する状況と迫る危機。
ミステリならもう少し書き込むだろうなという場面を、あっさり
ながしてしまったりするのが、ちょっと肩透かしを食らった
気もするんですけどね。
ストーリーのラストは、行方不明の娘を探し出そうとするところで
終わるので、続編もあるようです。う〜ん、ちょっと、
気になるんだけど、自分で買ってまで読む作品なのかどうか…。
判断が非常に微妙なところですね(笑)。