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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.12
- 出版社: 日本経済新聞社
- サイズ:20cm/467p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-532-14789-1
紙の本
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
世界の市場で提供されている金融資産の投資価値をどのように評価し、リスクを低下させるためにどのように組合せればよいかを平易に解説。93年刊「ウォール街のランダム・ウォーク」...
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
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商品説明
世界の市場で提供されている金融資産の投資価値をどのように評価し、リスクを低下させるためにどのように組合せればよいかを平易に解説。93年刊「ウォール街のランダム・ウォーク」を原著大幅改訂に合わせて新たに訳出。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
バートン・マルキール
- 略歴
- 〈マルキール〉1932年生まれ。プリンストン大学にて経済学博士号を取得。同大学経済学部教授。プレデンシャル保険などアメリカ有力企業の社外重役としても活躍。
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紙の本
よくもほどほどに、中道、中庸が最善
2003/02/20 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は最初に、「この本は個人投資家向けの分かりやすい株式投資の手引書である」と宣言している。しかしながら、初めて 株式投資に関心を持った人には、うたい文句程分かり易いわけでもないようだ。他の分野と同様に、過去の歴史から教訓を学び取る必要がある、ということで、過去の事例と投資理論について、実際との違いを基に論評している。その過程から以下の結論を導き出している。短期間で簡単に収益を揚げる手段は、ない、ということか。ここでも、中道、中庸が最善のようだ。
類似の現象が、過去40年間に繰り返されてきている。
株式以外の投機も考えれば、200〜300年前から類似の現象が観られる。
株価は群集心理による期待値でも決る。合理的予測はできない。
個別の株式のリスクを評価する方法、理論は無い。
個別の株式の短期予報は、誰にもできない。
株式市場は、あらゆる情報をすみやかに反映しているようにみえる。
歴史の証明するところによれば、リスクとリターンは正比例する。
投資のリスクは、投資期間による。投資期間が長いほど、リスクは低下する。
ドル・コスト平均法は、株式・債券投資のリスクを有効に低減する。
リスクに対する態度と、リスク許容度は区別しなければならない。
リスク許容度は現在の保有資産、収入、年令に応じて決める。
紙の本
株式投資の始める前に読むべき本
2002/03/07 14:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さにお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ランダムウォークとは「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である」ということです。ですからファンダメンタル分析やテクニカル分析しても意味がないと著者は述べています。
著者の説明にはすべてデーター的な裏付けがあり、なるほどと思いました。またあらゆる角度からも検討されています。専門書的な本で多くの知識を得ることができ、株式投資を始める前に読んでおいてよかったと思いました。
他にも資産運用関係の本のまとめをつくっているので良かったら参考にしてください。
紙の本
株式投資のための教科書
2001/03/01 17:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sayaka - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカでは、よい本ほど版を重ねるらしいですが、本書は第7版の翻訳ということで、アメリカでは定評のあるテキストと考えてよいようです。
本書は、株式投資に関するわかりやすいテキストです。一般向けに書かれただけあって、非常にわかりやすいです。しかし、これはレベルが低いというわけでは決してありません。文章は平易ながらも、投資理論やバブルなどのかなり高度なことも含まれています。
インターネットの普及により、従来よりも簡単に株式投資ができるようになってきています。非常にわかりやすい本ですので、これから株式投資を考えている方にお薦めします。
紙の本
早い話が「あれこれ選んで株買うよりも、インデックスファンドにしましょう」ってこと。これで読んだも同然です。
2001/05/13 00:56
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投稿者:torikata - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚いんです、この本。なんとか辛抱して最後まで読みましたが「逆転サヨナラホームラン」はなかったでした。「なんとかファンドって、市場平均よりリターンが悪い方が多いから、市場平均=できるだけ幅広いインデックスファンドを買いましょう。あと、手数料や税金に注意しましょう」。はい、これでこの分厚い本の全てです。
内容的には、この主張を正当化すべく、過去のデータや反対論の検証がこれでもか、と繰り返し行われます。感想としては「長すぎる」であります。アメリカ人が書くとこうなるのかな?もっと簡潔に書けると思うのですが。
これを読んでも「株式投資の達人」にはなれません。悪しからず。ただ「失敗する可能性の少ない=そこそこのリターンを目指す」やり方が説明されています。しかし「過去の成績は将来を保証しない」って言ってるんだから、市場平均に負けるファンドが半分以上、っていうのも将来に亘って続いて行くのか?しかしファンドも人間がやってるので「失敗(の方)が多い」のは理解できますね。証券会社の営業マン(会社そのもの)も、要は手数料で食ってるわけで、取引での儲けが柱じゃないですからね。柱になるくらいだったら営業マン=サラリーマンなんてやってませんでしょうね。ファンドマネージャーもそうだな。
紙の本
超低金利&自己責任時代に健全な個人投資家になるためのバイブル
2000/07/22 06:17
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投稿者:佐藤 治彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もし,あなたが金融資産を1000万円以上持っているのであれば,この本は読んでみるべきである。また,これから自分の金融資産を積極的に増やしていきたい,もしくは,既にそのための行動を取り始めているという人もこの本をひもといてみる必要があるだろう。そして,もしもあなたが駆け出しの金融関係者であるならば,取りあえず買っておいて本棚に次に読むべき本と印をつけて置いておくべきである。
今のような超低金利時代に自分の貴重な人生を豊かにするために,ある程度のリスクをとって金融資産を増やそうという人は少なくないし,それは,ごく当然の流れとも言える。しかし,株式であれ外貨預金であれ,リスク商品に投資をするということは,世界の金融市場で何100億円という資本を動かす名うての輩と同じ土俵で戦うことなのである。そして,多くの個人投資家がこの戦いに勝つために多くの市場理論や儲け方について書かれた著作を読んだり講演会に出掛けたりして勉強する。しかしながら,株式を高値買いしたり,底値で損切りしてしまうなど,多くの個人投資家が手痛い失敗を経験しているのである。失敗する理由の一つとして,リスク性のある金融商品に資産の一部を投資する人の多くが市場での経験が不足しているということがある。そのために瞬時にして変わってしまうことのある市場の流れを敏感に読みとれないのだ。また,その時々で風潮される色とりどりの相場の予想や説は,多くの投資家の心をつかむことがあり,時には半永久的な真理を示しているようにも思えることがある。しかし,一時的には有効でも永遠に続くことはない。個人投資家は擬似的であったとしても市場経験を積み,様々な理論に対する批判精神を持つ必要がある。この本は,その両方のニーズを満たしてくれる。アメリカ市場での話ではあるが日本の投資家にもそれはすべて有効である。
以上のように本書は十分にお薦めできる書籍だが,最高ランクとは言い難い。海外のビジネス本にありがちなことなのであるが,説明があまりにも丁寧すぎて,時々回りくどく感じることがあるからである。
(C) ブックレビュー社 2000