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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.6
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/241p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-210187-5

紙の本

ローズガーデン

著者 桐野 夏生 (著)

ミロは母親を失って悲嘆に暮れる少女でもなければ、義父に犯されて忍び泣く哀れな女でもない。むしろ解放されたことを喜び、大人の女の世界に入ったことを認識している自由な女だった...

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ローズガーデン

税込 1,760 16pt

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商品説明

ミロは母親を失って悲嘆に暮れる少女でもなければ、義父に犯されて忍び泣く哀れな女でもない。むしろ解放されたことを喜び、大人の女の世界に入ったことを認識している自由な女だった…。ミロ・シリーズ初の短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

桐野 夏生

略歴
〈桐野夏生〉1951年金沢市生まれ。成蹊大学法学部卒業。会社員を経てフリーのライターになる。93年「顔に降りかかる雨」で第39回江戸川乱歩賞、99年「柔らかな頰」で第121回直木賞受賞。

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みんなのレビュー25件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

腰巻の暴走する文章に乗せられて、妙な期待を抱く人は、おやめになったほうが

2002/11/28 20:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸川乱歩賞受賞作『顔に降りかかる雨』の出版から7年、今回は受賞作にも出てきた村野ミロが絡む三つの短編を、表題の書き下ろし中篇で纏め上げた作品。ただし、どう読んでもこの一編と他の作品に見るミロのイメージが一致しない気がする。腰巻に性的な物語とあったが、そういった部分は表題作のほんの一部に顔を出すだけなので、それをお望みの方は失望するかもしれない。

冒頭の作品では、インドネシアで暮らす駐在員 博夫がミロとの出会いを回想する。印象的なのはバンコク。熱帯のやるせなさが暗い湿り気をもって迫ってくる。でも、物足りない。もっとこの地での生活を描いて欲しかった気がする。しかし、回想している博夫は前作『顔に降りかかる雨』で既に死んでいて、夢のなかでミロを脅かしているのだから、その視点はミロファンには興味深いに違いない。

他の作品は国内でのミロの探偵生活。新宿を舞台に、ゲイ、レズ、SMと現代風俗をうまく取り入れ、人間の心の暗部を描いている。マンションに住むゲイと幽霊の話「漂う魂」、女性の本心を探る「独りにしないで」、SMの女王の事故死の背景を暴く「愛のトンネル」、どれも好きだが、個人的には「独りにしないで」が妙に気になる。

女の私が言うのも何だけど、五十嵐というレズと、有美という絶世の美女がいい。五十嵐のさりげない誘いにミロがクラっとくるあたりも、「格好いい」としか言いようが無いが、有美の美しさは垂涎ものだ。韓国アカスリサウナで彼女の肢体に目が離せなくなる女達の視線の熱さが分かる気がする。そうまでさせる有美に会ってみたい、と思う自分に驚く。彼女たちの雄々しさが『OUT』の主人公の魅力にもなっていく。女性が描くハードボイルド、たしかに面白い。

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紙の本

ミロ・シリーズの短編集

2001/11/12 07:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ミロの過去を彼女の夫・博夫の視点から描いた「ローズ・ガーデン」他、ミロの探偵としての活躍を描いた「漂う魂」「独りにしないで」「愛のトンネル」の四編を収録。
 「ローズ・ガーデン」では、ミロを愛しながらも、ミロと彼女の父との間で徐々に心の均衡を失っていく博夫の生前の様子が彼の視点で語られる。帯に記された「ミロはエッチな女。村善は裏切り者。そして、博夫は二人の道具」というのが、何とも悲しい。生々しいというか、正反対に耽美というか、何とも言えない不思議な雰囲気を持った物語である。
 「漂う魂」では一転して元気なミロが活躍する。マンションでの幽霊騒ぎの調査依頼を受けたミロ。その調査に絡み、ミロとトモさんの同居人の間で一触即発。ミロがなかなか強気で、トモさんへのきつい一言にも思わずニヤニヤしてしまった。
 他二編にもトモさんは登場。この二人のやり取りは時に大人っぽくもあり、子供っぽくもあり、ミロ・シリーズの大きな魅力である。
 ミロは良くも悪くも女という生き物。だけど、それでも男前でかっこいい探偵だ。

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紙の本

桐野夏生のハードボイルドは、コンクリート打ちっぱなしの部屋に置かれたサボテンに咲いた花のような感じ。

2001/04/11 11:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 直木賞受賞後、テレ朝の「ニュースステーション」に現れた桐野夏生は、核心を突くことのない久米宏のおちゃらかインタビューをすいすいとかわし、内から発してくる書くことの衝動を少ない言葉の端々に漂わせて、その作家としての存在感自体がハードボイルドで素敵だった。

 歌舞伎町をねぐらとして、東京のアンダーグラウンドからベルリンやアジアのアンダーグラウンド世界の水脈へ通じていく女探偵・村野ミロには、あれ以来、美しい書き手のイメージが重なってしまう。
 探偵は目立ってはいけない。だから人の記憶に残るような鋭い目をしていてもいけないし、野獣のような女の香りや肉感で男を惹きつけてもいけないはずで、村野ミロシリーズの最大の落とし穴は、この探偵が実在すれば、探偵としての職業は成り立たないということだと思っている。

 隠居した北海道から時々救いの手を差しのべてくれる育ての父・村野善三の経歴と、ミロの生まれは『水の眠り灰の夢』に詳しい。その父に女子高校生だったミロが性の手ほどきを受けたという話が、この短編集の表題作「ローズガーデン」である。

 毅然としたひとり暮らしを楽しみ、マンションの隣の部屋のゲイのトモさんと男女を超越したナイスな関係を築いているミロには結婚歴があったんだっけ?『顔に降りかかる雨』『天使に見捨てられた夜』の二作の長編にそんな記述があったかどうか記憶が定かではないが、ミロと離れてインドネシアに暮らす夫が、奥地へ仕事で赴きながら高校時代のミロとの性体験を回想し、ミロと義父との関係を明らかにしていくという構成になっている。
 しかし、読み終わると、女の身としては、ミロと義父との関係はやはり彼女の作り話なのではないかという気がしないでもない。ミロの胸の奥に秘められた小さな真珠のような女の純真、それを見つけられない男の鈍さが表現されている話のようにも思える。この辺の、著者が読者に預けてしまう記述のすきまが桐野夏生の魅力でもある。

 歌舞伎町の風俗店で働く者が多いマンションの住人の確執を書いた「漂う魂」、ペットという素材をうまく使って中国マフィアに使われる女たちの愛と虚偽を描いた「独りにしないで」、SMクラブのいざこざと列車のホーム転落事故を結びつけた「愛のトンネル」の三作が他に所収されている。こちらは、いつもの村野ミロシリーズのタッチである。

 個人的なことだが、新宿になじみが深い私としては、歌舞伎町を根城として活動するこの女探偵・村野ミロと、原リョウが描くところの西新宿を根城として活動する探偵・沢崎の、ともに乾いたハードボイルドの今後の展開が楽しみである。
 どちらも入り組んだプロットと独特の雰囲気で読者を堪能させる本物の味わいである。

 辻仁成と江国香織のような競作企画に応じる二人ではないけれど、ミロと沢崎が交錯する新宿を想像しながら歩いていると面白い。様々な位相を見せる街のどこかに、確かに彼らの気配が漂っている。

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紙の本

薄汚れた街を愛しいミロが闊歩する

2004/06/30 16:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 桐野夏生「ローズガーデン」。(1)ローズガーデン(2)漂う魂(3)独りにしないで(4)愛のトンネル、以上4篇が収録されています。「ローズガーデン」は書き下ろし、他は小説現代に掲載されたものです。ハードボイルド女性探偵村野ミロが新宿を彷徨していた痕跡のような短編集です。
 第39回江戸川乱歩賞「顔に降りかかる雨」で初登場した村野ミロは最新「ダーク」まで実にハードでヘビーな生き方をしているわけですが、父親の跡を継いで探偵家業に身を置くはめになったきっかけは夫の自殺でした。その夫の自殺前の様子、ミロの少女時代からのエピソードから結婚に至るまでをフラッシュバックで描かれた書き下ろしの「ローズガーデン」はミロを知る上で重要な1篇になっています。何と重い一篇なのでしょうか。
 その他3篇は持ち込まれた事件ですが、これがまた良いです。描き分けられた登場人物の存在感は、さすが桐野夏生でしょう。人間の性は哀しくも惨めであり、表には出さずに隠されて封印されている筈ですが、その全てをさらけ出し、さらけ出すからこそ生きている実感が得られるような、とんでもない塊を飲み込んでいる新宿という街を村野ミロが袖口のすり切れた黒いジャケットを羽織って闊歩するわけだから、それだけでもハードながら故に持ち込まれる事件もヘビーなわけで面白くないわけないのです。中国マフィア、SMクラブ、ホモにレス、暴力団に風俗店…訪れる方も迎える方も気取っちゃやってられませんがな。紳士の裏に隠された吝嗇な助平心、淑女の裏に隠された淫乱な金銭欲はネオンサインの下で蠢きながら一夜で多量に排泄され元の顔に戻って朝を迎えてそれぞれ帰路に就く。村野ミロは「ダーク」に向かってそんな街で生きていくしかないのでしょうか? 探偵家業に辛うじて生きる道を見出したミロ、益々ファンになってしまったのだ。

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紙の本

なんだこれは?

2003/01/23 10:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:asahi - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても楽しみにしていた本だった。ミロシリーズを読み続けて、自分のなかで“面白い”と札を上げていた。そしてこの本を読んだ後、何だこれは?
この本は4編の短編から成り立っている。後ろ3編は、今までのシリーズの雰囲気を残していてすんなり入り込め、ミロの今までの生活の延長上の話として面白く読めた。
私が気になるのは最初の1編。表題になっているローズガーデン。今まで読んできた中で登場するミロの亡くなった旦那(自殺した旦那)の目を通して語られている。今まで私が抱いていた村善、ミロ、そして博夫の印象はまったく違う。そうか、今まではミロの主観にもとづいた展開だった。まったくちがう角度から見ると、こういう側面がこのシリーズの中にあったのかと驚いた。実際の世界の中で、同じ内容でも見る人によって語り口がちがい聞いている相手にまったく違う印象を与えることはよくあるけれど、それを小説でやってしまったということか。ただ結局のところ、博夫はミロにまんまと罠をかけられて絡みとられてしまったと考えるべきかもしれない。ミロが博夫を手に入れるための策略だったと考えれば、なんとなく今までの彼らのイメージは保てる。

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紙の本

ミステリーコーナーより

2001/01/18 19:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:香山二三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 デビュー作「顔に降りかかる雨」(講談社文庫)で登場した村野ミロの活躍を描く最新短編集。引退した父の事務所を継いだ30過ぎの孤高の女探偵というのがミロのプロフィーだが、冒頭の表題作は彼女の夫・博夫の回想記スタイルで描かれた異色の青春小説だ。
 高校の同級生だったふたりはともに不登校生だったが、初めて会話を交わしたある日、博夫はミロから異様な告白を聞かされ激しく欲情する。彼はそのままミロの虜になり、ふたりは大学卒業後に結ばれることになるが……。ミロの生い立ちはすでに「水の眠り 灰の夢」(文春文庫)等で紹介済みだが、本編ではその魔性の女ぶりに改めて注目!
 その後の3編は新宿を舞台にした本来の私立探偵ハードボイルドもの(「漂う魂」のみホラータッチ)で、いずれも現代の性愛模様を浮き彫りにしている。シリーズ最新長編の「ダーク」も現在雑誌連載中だし、桐野ファンはもとより未読の人にもお奨めの1冊だ。 

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2005/05/21 19:43

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2005/10/24 21:45

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2006/03/06 20:13

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