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紙の本
タイトルも美しい
2002/06/13 19:04
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はこのタイトルを初めて見たときに「てっぺんって『天辺』って書くんだあ」としみじみ思った覚えがあります。
天の辺というその字面に、なぜかとても美しいものを感じて、ストーリーを読む前からこの作品が好きになっていました。
物語は、中学校の若い男の教師と、教え子の恋の話と、ありきたりと言えばありきたりな話のようでもあるのですが、くらもちマジックで、とてもすてきなお話になってるんですね。
中学生の頃の初々しい気持ちも、もどかしさも、不器用さも、なんだか、手にとるように思い起こされます。
知らず知らずのうちに、中学生の主人公と一緒に、胸をときめかせたり。
人間ドラマを描かせたら、くらもちさんの右に出るものはいないのでは?
漫画とは、夢の世界とわかっていて、ありえないシチュエーションを存分に楽しむものと、現実世界に実際起こりそうなドラマを疑似体験するものと、大きくわければ二つあると思うのですが、くらもちさんの場合は後者です。
ほんとにリアルな、どこにでも見つけられそうな、そんな世界。それでいてすばらしく魅力的な世界が、くらもちさんの作品にはあるのです。