「14才」の原点
2002/02/24 22:27
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投稿者:ume - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化もされ、最近ではドラマの元ネタになった作品ですが、古典ともいうべき名作でしょう。未来の人類が滅亡した世界にとばされた子供たちが、死に直面しながらも、果敢に戦い、人類という種を残す使命を与えられたことを身体で理解して、生き抜こうとする壮絶なドラマです。わたしはこの作品を読んだあとで、作者による「14才」を読みましたが、この「漂流教室」をさらに大きくしたのが「14才」だな、と思いました。「漂流教室」に感動したかた、ぜひ「14才」も読んでみてください。
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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
数々の困難、悲しみに絶えず襲われながらも懸命に生きる子供達の姿に脱帽です。飢えに苦しむ姿は見ていて非常に辛く、それでも自ら考えて立ち上がる子供達からは強い生命力を感じました。
この世界へきた理由が明らかに…
2002/03/20 22:55
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に多大な影響を受けたと思われる望月峰太郎氏の「ドラゴンヘッド」では、過去でも未来でもなく現在が描かれ、アメリカ軍等による救出が期待できるものの、全く明るい兆しも見せぬまま終わってしまい不満に思っていました。ですが本書では、同じように不毛の土地に残されたまま終了してしまうものの、これまでに体験した苦労の数々とそこから生まれた希望の光によって、爽やかな読書感を与えてくれました。楳図かずおで爽やか…これは感動とともにびっくりでした。
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漫画界の金字塔。
こんなレベルの高い漫画を書けた『楳図かずお』に敬意を払いたい。
どんな人も読むべきだと思う。
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最後、幼児にあんな台詞を言わせるなんて、楳図センセイすごすぎる。お母さんがノートを抱きしめながら玄関に立ち尽くすシーンは、「岸壁の母」を彷彿とさせました。
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ここに描かれている未来は、本当に起こりうることだと思う。
読者を放さない。
よく描かれているマンガでした。
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言わずと知れた楳図かずお先生の名作。眼を背けたくなるような表現のグロテスクさと、翔ちゃんや咲っぺはじめ子どもたちの勇気や一途な想い、家族の絆など、涙なしには読めない話の数々が同居しています。まあ、それが楳図作品の真骨頂と言えるのでしょうが…。
さらに、「漂流教室」は、荒廃した未来をテーマに環境問題にも警鐘を鳴らす社会派作品でもあります。うーむ、その奥の深さに脱帽です。
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久々に読み返したらやっぱり名作は面白い!
これはあの時代に楳図かずおでないと
描けない作品だと思います。
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1〜6読破。
すごくリアルですごく残酷で、とても強い。
なんていえばいいのやら。
目を背けたいのに一気に引き込まれて読んでた。
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うわあああああ・・・。へぴーでした。とてもへぴー。。
会社帰りに一冊ずつとか読むものじゃなかった。深く反省。
そして、過去にこれが少年サンデーに連載されていたという事実を知ってさらにダメージ。
どんだけ凄いんだ。。
これだけ酷いことが立て続けにおこるのに、いつまでも希望を捨てない主人公たちが本当に凄いと思う作品。
昨今の人間なら逆境もここまで酷いと精神的にぶっ壊れそうです。
非常に勉強になりました。はい。
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一番最後のコマで泣いた(´;ω;`)ブワッ
救われる終わり方なんだけど
決して最高のハッピーエンドじゃないところがスゴイ!
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「ユウちゃん、約束するもん!
うんとお勉強して偉くなって……
きっと、こんな世界にならないようにする!」
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最高!このマンガ大好きだー!!極限状態を生き抜いていく子供達の姿と共に、読者にも直接訴えかけるメッセージには勇気づけられた。また、楳図かずおの読者を楽しませようという気持ちが作品から感じられるところも好きだなぁ・・・!
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「太陽の地図帖33」を読んだのをキッカケとして、初めてこの名作全巻に目を通した。後半はまるきり記憶になかった。この頃毎週少年サンデーの立ち読みは続けていたはずなので、途中の怪物の描写や813人の大和小学校の先生や生徒がほとんど死んでいく展開に、嫌気がさして読み飛ばしていたのだと思える。40年以上経って、やっと平静にそれらの絵を見ることができるようになり、この作品が名作だということに気がついた。人間て、なかなか成長しない。
サンデーコミックス3巻目80-81pに、高松翔が先生の狂気から生き残り、全校集会で生徒に説明する言葉は、その後の40年以上後の原発事故等で証明されはしなかったか?
「おとなの人は、だいたいものごとをりくつで考えるだろう。だから、りくつにあわないことがおきたときに、あたまの中がめちゃくちゃになってしまって、たえられなくなってしまう」
もちろん、子どもたちだけで世界をつくったからといって自動的に理想社会が創出されるはずもない。子どもたちだからこそ、純粋な形で権力争いが勃発するだろう。食料争いやペストなどの病気(サンデーコミックス5巻の新大臣の行動)、或いは生き残り戦略の対立で、子どもたちは残酷なほどに死んでゆく。
また、見事なほどに公害や奇形物や地震や機械文明への疑問等々の当時の社会批判が生きており、当時はまだクローズアップされていなかったはずの異常気象、バーチャルリアリティまでも垣間見せ、この物語は、思いもかけない、まるで数十年後のジブリアニメ(「ナウシカ」や「もののけ姫」)を思わすようなラストに向かって行くのだ。
かなり遅れた読者だけど、いい体験でした。
2017年6月読了
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名作と言われているこの本に星一つをつけるなんて出来ればしたくないのだけど、自分が読んだ感想なんだからそうせざるを得ません。
とりあえず、誰かの朝起きた時の夢の記憶くらい突拍子もなく話が二転三転します。
さらに感慨もなく人がたくさん死にます。
意見もびっくりするくらい右往左往します。
登場人物は小学生が主なのですが話も小学生が考えたのかなと思うレベルです。
今の漫画って面白いんだなぁと再確認しました。