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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.9
- 出版社: 集英社
- サイズ:20cm/253p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-08-774480-9
紙の本
ああ言えばこう嫁行く 往復エッセイ
他人の不幸ほど、愉しくて愛しいものがこの世にあるだろうか。女同士の辛辣なやり取りに一度染まったら、もうやめられない。阿川佐和子と檀ふみの抱腹絶倒の往復エッセイ。『LEE』...
ああ言えばこう嫁行く 往復エッセイ
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商品説明
他人の不幸ほど、愉しくて愛しいものがこの世にあるだろうか。女同士の辛辣なやり取りに一度染まったら、もうやめられない。阿川佐和子と檀ふみの抱腹絶倒の往復エッセイ。『LEE』連載。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ああ言えばこう嫁行く
2002/07/31 09:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿川佐和子さんと、檀ふみさんが交互にお互いのことについて書くエッセーです。
この本を読んで檀さんが以外にもすごい毒舌だったということです。もちろん阿川さんが少し誇張して書いているのかもしれませんが、イメージと違いすぎてびっくりしました。それにしても阿川さんと檀さんは本当に仲がよさそうです。いくら仲が良いからといってここまでお互いを罵倒しながら褒めてなんてことはよっぽど信頼が無いと出来ません。親兄弟のほかにこういう関係の人がいるなんてうらやましい限りです。お二人ともまだ結婚されていないし、結婚経験も無い感じなのですが、そういう関係だからうまく行くのかもしれません。どちらかが結婚してしまったらぎくしゃくするし、話題も違ってくると思うのです。そういう意味で出来ればお二人にはずっと結婚せずいてもらっていつまでも面白い関係を続けて欲しいなと勝手ながら思ってしまいました。
私は先に出た“ああ言えばこう食う”を読んでないので次は後先になりますがこの本を読んで見たいと思います。
紙の本
最強コンビの第二弾、前回以上にヒートアップした二人の強烈往復書簡に脱帽。
2001/03/25 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:澤木凛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
壇ふみ+阿川佐和子の「ああ言えばこう嫁行く」、この本のタイトルには「嫁」の字の上に×がはいっている。つまり「嫁いだり」はしないんだよ、我々は、という明確な意志が出ている非常に楽しい本なのである。
この本は基本的に交互に書く二人の交換日記というか往復書簡になっている。そしてそこに書かれているのは非常に厳しい相手へのつっこみである。前作「ああ言えばこう食う」に続いての二人の軽妙なかけあいはもはや立派な「夫婦漫才」と化している。いや、こんな風にかくと彼女たちは怒るだろう。しかし、互いが本当に相方のようになっているのが文面を通してひしひし伝わってくる。
結婚願望の強い真面目な文筆家・阿川とクールでどこか捕まえどころのない女優・壇の二人の織りなす美しくも滑稽な友情は読んでいる者達を元気づける。そこに書かれているのは等身大の彼女たちだからだ。そして、今回の作品はさらに突っ込んで彼女たちのクールな本音も出てくる。「若者、いい加減にしろよ」とかいう下りはなかなか面白かった。
二人が婚期を逃している、というのがまさしくこの本のいわんとしていることであるが(だって、タイトルからして挑戦的だもの)、それにはやはり二人でつるんでいることが絶対に理由としてあるだろう。そこには気のおけない友人同士のささやかな友情があり、それはある意味で異性よりもはるかに強い。こういった友情を越えるものが出てこない限りはなかなか結婚できないのではないか。まあそれ以前に、この強烈な個性の二人に挑もうとする勇気有る男性がいればの話であるが。
しかし、この本を読んで私は二人の女友達の顔が浮かんだ。誰とは書かないが、彼女たちも限りなくこの状態に近い「のり」がある。結婚願望はあるが、それ以上に今の生活を謳歌している。このままの状態でいい、と思っているならともかく、早く結婚しようと思っているならこれは結構深刻な状態である。案外、似たような人は多いかもしれない。心当たりのあるあなた、だまされたと思ってこの本を読んでみてはどうか。それで「これはやばいわ」と思うか「ああ、楽しいそうじゃん」と思うか、それはあなた次第である。ただ間違いなく読後に幸せな気分になれるだろう。そんな力強さをもった往復書簡なのだ。
紙の本
「打てば響く」とはこのことか?
2000/10/31 01:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:田島安江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性間には友情が育たないと言われる。そうかもしれないと思う。かくいう私も残念ながら、この壇ふみと阿川佐和子の二人の間柄ほどの友情を育てている女友達は一人もいない。
と、それはさておき、『ああ言えばこう嫁行く』を読み始めて、数ページもいかないうちに、私は大急ぎで前作『ああ言えばこう食う』を読まなければならなかった。読み始めた途端悟った二人の違いを知らずして、この本は読めない。それは前作にあるに違いない、と。こうして私は1日に2冊を一気に読み終えたのだ。
結果として、断固として言いたい。2冊の本は決して人前で読んではいけない。あまりのおもしろさに噴き出してしまうからである。噴き出してしまうだけならまだいい。必ずや声を出して笑ってしまい、気味悪がられるに決まっているからだ。そうだ。ゆめゆめ、電車の中で読んではいけない。皆が一斉にこちらを見る危険をはらんでい
る。そしてもう一つ、読み終わったら確実に顔のしわが増えているだろう。
さて、私は読みながら自分のまわりの誰それを思い浮かべてみた。彼女は「ダンフミ型」? あの彼女は「アガワ型」かな、なんて。
一方、「自分には親友がいる」と思っている人はこの本を読んで考えて欲しい。ここまでいかなければ真の親友とはいえないからだ。著名な作家の娘で物書き、そして独身、ここまでは二人して同じ境遇。だが、性格も男の趣味もまるで違う。と、ここが肝心。持つべきはこんな女友達である。中身がいかにおもしろいかは書けない。もう、読んでもらうしかないのである。
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