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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.10
  • 出版社: 角川書店
  • サイズ:20cm/533p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-873259-5

紙の本

八月の博物館

著者 瀬名 秀明 (著)

20年前の夏の午後、ふと足を踏み入れた洋館で出会った不思議な少女・美宇。黒猫、博識の英国人紳士。その奇妙な洋館の扉からトオルは時空を超えて、「物語」の謎をひも解く壮大な冒...

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八月の博物館

税込 1,760 16pt

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商品説明

20年前の夏の午後、ふと足を踏み入れた洋館で出会った不思議な少女・美宇。黒猫、博識の英国人紳士。その奇妙な洋館の扉からトオルは時空を超えて、「物語」の謎をひも解く壮大な冒険へと走り出した−。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

瀬名 秀明

略歴
〈瀬名秀明〉1968年静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。95年「パラサイト・イヴ」で第二回ホラー小説大賞、98年「Brain valley」で第19回日本SF大賞を受賞する。

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みんなのレビュー22件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

物語の博物館。

2004/04/12 23:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:赤木春都 - この投稿者のレビュー一覧を見る


今頃になって、この作品に書評を書く必要なんてどこにも無いのかもしれないけれど、とても好きなので折角の機会に書かせて頂きます。書評というのは初めてになります、赤木春都と申します。
先に予防線のように断っておきますが、あくまでも個人的な意見であり、否定する方々を否定するわけではありません。作品への視点や思想というのはいつでも、沢山あるのだと思います。
書評内では、できるだけ中身の細部には触れないで書こうと思います。

読み終わった瞬間は、ただ高揚。
物語が締められた脱力感も無く、世界観が終わってしまった寂しさを感じる暇も無いまま、とにかく醒めない興奮に包まれ続けました。
“これはなんだ?”という途方も無い疑問を感じて、すぐさま冒頭部分を読み返し、気分が落ち着いてきたところでようやく本を閉じることができました。
物語があって、その外にも更に物語が広がっているような感覚。作中に散りばめられた「作者と物語の関係」のことだけではなく、更にその外側にまで物語が広がっているように感じたのです。
判りにくいでしょうね。ぼく自身、言葉に表せる感覚では無いと思っています。

見る方向から見れば、よくできた小説というのはほとんどが良作であり駄作です。この作品ももちろん、二つを抱えているように思います。
ただとにかく、「物語」という捉え所の無い存在を心から好きなら、この可能性の広さと、際限無い(それこそ作中の博物館のように)イマジネーションの“限りなさ”というのが堪らなく大切で素敵なものだと感じられるんじゃないかな、と思っています。

「物語」は多種多様だから一意的な答えなんて無いんでしょう。それは「物語」が好きなら誰しもが知っていることだと思います。
ぼくも「物語」が好きで、できる限り沢山の作品に触れてきました。その中でも断トツに大切で大好きなのが、この「八月の博物館」です。
もしも読んでみて気に入らなかったり、訳が判らなかったりしたなら。
沢山の物語に触れて、「物語って素敵だな」と思えたら改めて、手にとって欲しい作品です。
心から、心の底の底からお勧めします。
過剰に響くかも知れませんが、比べようも無いほど膨大な作品が出ている中で、ぼくはこの作品を比類なく素晴らしい作品だと信じています。

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紙の本

未踏のスタイルで物語の持つすばらしさを追求した書

2000/11/09 01:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:阿部聖一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 躍動感溢れるイントロ部分を一気に読ませると、いきなり“作者”が文中に登場する。今まで見たことも聞いたこともないプロットにいささか驚きながら読み進めていくうちに、この”作者”なる人物は、主人公の少年とは別に、もう一人の登場人物として物語に重要な役割を占めていく事に気づく。おそらくは瀬名氏自身であろう“作者”は、自らを「落ちぶれたベストセラー作家」と卑下し、赤裸々に自分自身を露呈し、もがき苦しみながら物語とは何か?を問い続ける。そして、読者と喜びを共感、作者と読者、お互いの喜びがフィードバックしあいながら高めあうことを模索し、確立していく課程とともに、物語自体もクライマックスに突入していく。
 瀬名作品に特徴の、目の前に物語の光景が浮かぶような微細な描写、広がる鮮やかな色彩、不思議と聞こえてくるオーケストラのビロード皮を連想させる音色。少年時代特有の迷いや冒険心、好奇心、異性への興味が主人公の少年を生き生きとさせ、“作者”の物語を生み出そうとする苦しみとあいまって、読む者を不思議な感動へと導いていく。
 古い人形には魂が宿ると言うが、読み終えた後、今まで手にしていた“本”に、なぜか魂が宿っているかのように感じた。大概の本は、まるでテレビの画面の向こうの話、程度で読み終えればそれまでなのだが、本作品は読み終えた後も、ついさっきまで、あたかも自分の隣に、主人公の少年亨が存在していたかのような強烈な存在感を持つ。
 前人未踏の新領域に踏み込んだ瀬名秀明氏の最高傑作に間違いない。

瀬名秀明ファンページ

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紙の本

材料の選択と組み合わせで面白い冒険物語

2004/03/08 20:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

二重三重の入れ子構造の構成になっている。作者、作者の分身の作家、その作家の子供時代の回想、その子供の冒険に関係するフランス人考古学者オーグギュスト・マリエットの物語、複雑でこった構成である。著者は、「パラサイト・イブ」と「ブレイン・バレー」で、一躍有名になったが、いろいろとやっかみもあったようだ。それについての回答でもあるようだ。薬学研究者と作家の掛け持ち時代は、専門である分子生物学の分野に関係する作品であった。今回は、作家専任になった第一作とのことで、研究者兼任時代とは異なるテーマに挑んでいる。博物館の歴史、エジプト考古学、仮想現実、の世界である。SFとして読んでいるが、著者の意識はこれまでの作品も含め、ミステリィーであるらしい。ともかく、材料の選択と組み合わせ、その処理がうまくかみ合って、面白い冒険物語になっている。博物館やエジプト考古学についても、面白い知識が得られる。

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紙の本

静かな感動、喪失感をともなった未来感覚を湛えた作品

2001/02/11 16:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイトルに惹かれ、装丁・装画に惹かれ、そして瀬名秀明の新作だということで安心して中身を確認せずに購入、旅先で若干の睡眠時間を挟み一晩で読み終えた。そのあと人にやってしまい手元に残っていないので、物語の細部や登場人物の名前などは記録できないけれど、タイトルと装画から連想し期待していた通りの読後感がいまでも心の深いところに残っている。

 ある空間をリアルに復元すると、それはかつてあった現実の空間と「同調」する。この、本書に出てくる「どこでもドア」ならぬ「ミュージアム」の原理を準用するなら、ある時間をリアルに再現(想起)すると、それはかつてあった現実の時間と「同調」する、つまり「永劫回帰」する。本書が湛える静かな感動(喪失感をともなった未来感覚とでも?)は、そのような物語の奇蹟とでもいうべきものの力によってもたらされる。

 いろいろ趣向と工夫が凝らされた本書を簡単な言葉で括ることはできないと思うし、もしかしたら作者は私が迂闊にも見逃してしまった巧みな伏線を張り巡らせていて、たとえば本書を読み終えた読者はその時点でもう一つの物語世界に入り込むことになっているといった大仕掛けが用意されていたのかもしれないのだけれど、とにかくこれはとてもよくできた最後の夏休みの物語だ。

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紙の本

わかったから「物語」を書いてくれ

2002/01/15 16:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:リードマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイトル、表紙カバーデザイン、袴の惹句に惹かれて買ったが、内容はおよそエンターテイメントとは言い難い代物である。「物語とは何か?」を主題に置くのはいいが、作者も最後までそれがなんだかよく分かりませんでした、ということを五百何十頁も費やして白状したのがこの作品だとすれば、これは悪い冗談としか言い様がない。例によって設定や蘊蓄は資料を良く調べてあるし章末の引っ張り方もそれなりなので、途中まではどんな物語を読ませてくれるのかと、実にわくわくさせられるのだが、その期待は最後まで満たされない。このテーマを語りたいなら素直にエッセイかなにかにでもすればよかったのに。読者は読後にしみじみ表紙カバーを見て「やられたなあ。」と苦笑するしかないのではなかろうか。『パラサイト・イブ』のノリを期待すると大きく外される。しかし、装丁と言い、イントロといい、入口で大層気を持たせるところは、正に見世物小屋的であり、確かに大したエンターテイメントなのかもしれない。

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紙の本

怪しい書評

2001/03/11 17:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:阿部誠一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 正直、あまり面白くなかった。この作家も、もう限界か。
 文学賞狙いの作品のような気がしたが、この作家にはまだ、クーンツのような無節操な世界が似合う(これは、貴志祐介氏が「青の炎」(文学賞受賞作=家族、少年、人間性…の路線)で賞を狙いにいって大失敗したのと同じ)。
 ただ、ちょっと↑のY氏の書評は酷すぎると思う。
 けなすだけの書評に何の意味があるのだろうか。それで、潜在的読者が愚作を読む時間を節約できる、と考えているならば、それは書評家の大いなる思い上がりである。読者は楽しい時間を求めているのである。だから、金をもらって書評を書いているなら、読むだけで読者を不愉快にさせるような書評など書かず、読者を楽しませてくれる(と書評家が思う)作品をせめて紹介しなさい。
 ところで、↓の阿部聖一郎氏って、作家のS氏本人では? 文体が似すぎ。

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紙の本

真実の確認(書評ではありません)

2001/05/23 17:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:阿部聖一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 さっそくですが、私、瀬名秀明著の「8月の博物館」の読者書評に書かせていただいた阿部聖一郎と申しますが、わたしの書評の後に書かれた方が、

 「ところで、↓の阿部聖一郎氏って、作家のS氏本人では?」

 という内容のことを書かれています。
 また、その方のニックネームが「阿部誠一郎」となっており、以上の2点についてこちらをお読みになる読者の方へ真実をご理解していただくために、bk1様と相談の上、このような文章をアップさせていただきます。

 書評を書き込んだのが、作者自身では? このような書き方をされれば、あたかも、作者である瀬名秀明氏が、自分の作品を売り込むための手段として、書評を書いたようであり、たとえ、事実ではなくても(事実ではないのですが)それを読んだ読者は、瀬名秀明氏の事を、売るために偽名を使う卑劣な作家と少なからず思うのではないでしょうか。結果として私の書いたものが、私個人とは全く関係ない作者の方に迷惑をかけているようで、非常に申し訳なく感じております。

 また、ニックネームであっても、本名でもある私の名前の一文字違いのネームを使われることも、あまり気分の良いことではありません。

 ここまで書いてもまだ疑われる方がおられるのならば、大阪北新地 圓石本店 06-6346-0341 でわたくし、マネージャーをしておりますので是非とも確かめに来てください。

 最後に書評と思いこれを読んだ方にはお詫び申し上げます。作者の名誉を守るためにあえて、書かせていただきました。趣旨ご理解ください。

★編集部より:通常、bk1では同一人物が同一書籍に複数の書評を掲載することはできない仕組みになっております。今回は、阿部様から氏名、自宅住所も明記した上で「真実を明らかにしたい」とのお申し出があり、本人確認ができましたので、本稿を編集部で掲載処理いたしました。

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紙の本

このような愚作でも、そこそこ売れているというのだから日本はみなどうかしているのではないか

2000/12/20 18:15

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1995年、第2回「ホラー小説大賞」を獲ったデビュー作『パラサイト・イヴ』(角川文庫)はそこそこ面白く、「新人」としては合格と激賞した。しかし2作目の『Brain Vally 』は目を覆う駄作で、勘のいいぼくは、この作家『Brain Vally』が例外ではなく、将来も「化ける」ことはないと確信、見限った。ところが驚くことに、愚作『Brain Vally 』、98年度、第19回「日本SF大賞」を受賞した。日本は文壇の選考委員まで五流の後進国性に侵されたのかと、日本人である自分が恥ずかしくなった。という訳で、瀬名秀明の「新刊」など手に取る気もないが、版元から送られたので一応読み、あまりの愚作に、またしても呆れた。「人はなぜ『物語』に感動するのか。20年前の夏の午後、終業式の帰りに足を踏み入れた古ぼけた洋館。そこで出会った不思議な少女・美宇。黒猫、博識の英国人紳士。“ミュージアムのミュージアム”であるというその奇妙な洋館の扉から、トオルは時空超えて、“物語”の謎をひもとく壮大な冒険へと走り出したーー」「小説の意味を問い続ける作家、小学校最後の夏休みを駆け抜ける少年、エジプトに魅せられた19世紀の考古学者。3つの物語が融合し、かつて誰も経験したことのない<感動>のエンディングへと到る圧巻の1000枚」と惹句にあったが、見られるように、ストーリーそものが映画や小説で見たり読んだりした世界である上に、実際の小説は、この梗概の百倍はつまらない。1968年生まれの著者は、東北大学大学院薬学研究科博士過程修了と「略歴」にあるが、悪いことは言わないのでさっさと筆を折り、研究者の道を歩いた方がいい。「文学」など不良の玩具でしかないが、それでも理科系の兄ちゃんに舐め切られるほど、つまらぬものでもないからだ。このような愚作でも、そこそこ売れているというのだから日本は作者、編集者、版元、マスコミ、読者とも、みなどうかしているのではないか。在庫があるので、出来れば「新刊急行ベル」から選べと言われ、とにかく読んでみたが、大半は時間の無駄と知った。次号からは「マイナーの傑作本」を思いっきり紹介しよう。

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2005/10/02 22:49

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2006/03/15 15:38

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2007/05/07 02:47

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2007/09/07 18:18

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2000/12/03 13:28

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2000/11/01 10:11

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2009/12/11 16:54

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