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完訳フロイス日本史 9 大村純忠・有馬晴信篇 1 島原・五島・天草・長崎布教の苦難 (中公文庫)
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紙の本
ポルトガル人宣教師として来日したルイス・フロイス氏が著した当時の我が国の状況が克明に綴られた貴重な史料です!
2020/08/24 09:26
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、戦国時代にキリスト普及のために来日したルイス・フロイス氏による当時を克明に記録した著作『日本史』です。中公文庫からは全12巻シリーズで刊行されているうちの第9巻目です。同書は、当時の日本人とは異なった西洋のキリスト教徒としての視点から見た歴史観が記載されているだけでなく、表音文字のアルファベットで書かれた書物のため、仮名や漢字だけでは不完全な当時の人物や文物の発音なども読み取ることが出来ることから重要な史料とされています。第9巻目の同書は、フロイスが日本への歴史的第一歩を刻した、横瀬浦とドン・バルトロメウ(大村純忠)の敗北による横瀬浦の炎上・破壊の顛末及び、島原・五島・天草・長崎に於ける苦難の布教活動が感情的に描かれています。また長崎の開港、有馬晴信の父、義貞の改宗なども興味深く記されています。日本人として、ぜひ、読んでいきたい一冊です!