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紙の本
面白く「よめる」マンガ評論
2001/05/23 21:49
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投稿者:こんぺー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読み終えた時の気持をどう表現しようか。ありきたりの表現、簡便な言葉ではこの面白さは伝わらない。
なぜなら、この本には「愛」がある。マンガへの愛、それも尋常ならざる愛。その「愛」が行間からありありと感じ取れるのだ。
普通、「プロ」になると愛情とかが薄れるものだ。「いつも仕事で苦しめられているのに、この上、プライベートまでマンガなんて読んでらっれっかい」。これが漫画家の本音であろう。
しかし、いしかわじゅんにはそんな気持は持ち得ない。漫画家としての着眼点で、絵の細部やペンのタッチから、作家個人に思いを巡らせる。そこには、マンガの表現力に対する絶対的な確信がある。
読者はその確信から、いしかわじゅんの途方もない「愛」を感じ取るのである。それは信仰とも言えるかもしれない。
私がこの本の面白さを伝えるには、文章力もさることながら、「愛」の絶対値、これがあまりに足りなすぎる。
絶対面白い、それは保証しよう。あなたの貴重なお金は無駄にはなるまい。「磯野家の謎」の類しか読んだことのない人には是非とも買うことを薦める。
紙の本
生粋のまんバカ
2003/03/06 23:34
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投稿者:マリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読むと、いしかわじゅんはまんが評論家ではなくまんが愛好家だということがよくわかります。それって、まんがに対する至極のスタンスだと思う。
「BSまんが夜話」だと暴言吐いてますが、こいつは生粋のまんバカだから!と、お許しいただきたい。
紙の本
久し振りに漫画を読みたくなった。
2001/06/20 22:06
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投稿者:どしどし - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には、最近ろくろく漫画を読んでいないのでこの中で触れられている作品のほとんどを読んでいませんし、全く知らない作品も少なくありませんでした。しかし、それぞれの文章そのものが面白く、長さもちょうどいいくらい。そして、その作品を読みたくさせる。これは絶対お徳。
紙の本
漫画の読み方を変えてみよう
2001/03/26 23:26
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投稿者:太田コロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画大好きの漫画家 いしかわじゅん氏によってかかれた漫画批評の本である。
不定期に放送するNHK−BSの「BSマンガ夜話」という番組をご覧になった方は知っていると思うが、この番組レギュラーをつとめるいしかわじゅん氏はその漫画への愛のあまり数々の毒舌をはなっている(本人は毒舌だとは思ってないらしいが)。番組内でも漫画家の目から見た漫画について深く語ってくれている。
普通の人はそうだと思うが、漫画というのはパラパラとめくって、電車の中とかでさっと読むもので、あまり深くは読まない。でもいしかわ氏は絵のタッチ、背景の処理、、目の書き方など「絵」をじっくりと読む。普段読み捨てられてしまうような漫画の部分に漫画の真髄があると言っているのだ。
そうか、漫画はそうやって読むものかと目から鱗の思いで読んでしまった。後半はあまり売れていないが面白い漫画を取り上げて丁寧に解説をしている。それらの漫画を読みたくなる。
この本の表紙にあるとおり「漫画について語るのは読むことよりおもしろいかもしれない」のだ。この本を読むとそれまでの漫画の読み方を一変させられることだろう。
紙の本
最強なり、マンガ好きの漫画家
2001/06/16 00:57
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投稿者:春都 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらは夏目房之介よりも実作者の色合いが濃く、また批評家というより読者としての見方が強い。幼少からの並外れたマンガ好き、自身も多種多様なマンガを描いている、この2つの強みがマンガ評に説得力を、そしておもしろさを持たせていると言える。
とにかくいしかわじゅんはマンガが好きなのだ。
マンガを批評したり、評価したりするとき、ほとんどの人はそのストーリーにしか光を当てない。「絵」と「文」でできているマンガの、それは半分にすぎない。いしかわじゅんはそう嘆く。
僕にしてみれば、絵のうまい下手、描線の巧拙などわからないから、とりあえず字が読めれば理解できるストーリーや設定やオチなどだけを、小説を読むときの感覚でもって評価するわけだが、言われてみれば確かにもったいない。
マンガと小説、それと映画も含めて、共通している部分もあるが、当然のことながら違っている部分も多い。表現形態が異なっているのだから当たり前で、とすれば違っているところを評価し得る目も養ってみたいと思う。
いしかわじゅんはその要求の、先導者になれるかもしれないと考え、この本を著したのだという。
少年・少女漫画から劇画、エロ本に掲載された作品まで、これはおもしろいと思ったものをずらり100作品並べ、ひとつひとつを批評する。というより読者として、同業者として、魅力を語っていく。
僕にはどうしても下手くそな絵にしか見えないものを、いやこれはすごいのだ、この線の美しさを見よと頬をひっぱたく。だんだん、マンガを見る目がいかに狭かったのか、あるいは偏っていたのかを気づかされる。と同時に、マンガの奥深さを知らされる。
そういう意味でこの本は、優れた啓蒙書であり、入門書であり、ガイドブックである。
ただ、100冊はやはり数が多すぎて、ひとつの作品について言葉足らずに終わることも少なくない。いろいろなところで書いたマンガ評をまとめただけともとれる。もっと、じっくり、いしかわじゅんが目を輝かせてマンガを語るところを見てみたい。や、この人、マンガ家なんだけど。
紙の本
漫画
2001/05/27 23:38
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画読みのプロ、いしかわじゅん氏のマンガ評論集。といっても後半はマンガ紹介になっていて、かなりマニアックなマンガが登場する。といっても内容はわかりやすいので、気軽に楽しく読める。