個人的備忘録。
① 日本軍の中にも、例えば、軍医・衛生兵の中には戦争自体の敗けを自覚し、それに沿った行動をとっている者がいる。
② 米軍も、場合によってはジャングル戦を積極的に行っている点(補給線遮断目的)。
③ 米軍の準備不足もあるだろうが、とりあえず戦いになっている点。がっぷり四つとは言えないが…。
④ 軍隊は数ではなく、機械力・砲撃力である。これは日露戦からも実は明快な結論だったが、偶々勝ってしまった(勝ったと喧伝した)ので、少数包囲等偶発事象に左右される戦法・戦術を維持してしまった。
著者曰く、日本陸軍の師匠たるドイツですら時代遅れとされそうな戦法をそのまま導入し、かつそこに太平洋戦争時まで固執してしまった。
⑤ 小さい事象はあったとしても、結局のところ島嶼戦は制空権=空軍力。
ただし、負けない戦い、持久戦、ゲリラ戦は多少の別儀があるかもしれない。