サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

  1. hontoトップ
  2. 本の通販
  3. 歴史・地理・民俗の通販
  4. 歴史の通販
  5. 柏書房の通販
  6. 豚の文化誌 ユダヤ人とキリスト教徒の通販

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3 2件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/11/01
  • 出版社: 柏書房
  • サイズ:21cm/316,5p 図版16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7601-2003-3
  • 国内送料無料
専門書

紙の本

豚の文化誌 ユダヤ人とキリスト教徒 (叢書ラウルス)

著者 クロディーヌ・ファーブル=ヴァサス (著),宇京 頼三 (訳)

西欧におけるキリスト教の想像世界と反ユダヤ主義において、豚がどのような文化的・社会的・歴史的役割を果たしてきたかを、綿密な実地調査に基づき分析。【「TRC MARC」の商...

もっと見る

豚の文化誌 ユダヤ人とキリスト教徒 (叢書ラウルス)

税込 4,180 38pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

西欧におけるキリスト教の想像世界と反ユダヤ主義において、豚がどのような文化的・社会的・歴史的役割を果たしてきたかを、綿密な実地調査に基づき分析。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

クロディーヌ・ファーブル=ヴァサス

略歴
〈クロディーヌ・ファーブル=ヴァサス〉1944年生まれ。民俗学者。国立科学研究所研究部長。トゥルーズ社会科学高等研究院で、ヨーロッパの民俗学を講じる。著書に「料理・食物・テーブルマナー」など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー2件

みんなの評価3.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

豚をめぐるユダヤ教徒とキリスト教との対立。ヨーロッパ農民文化が克明に描かれる。

2001/01/05 15:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:挾本佳代 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本人は無宗教である人が多いから、こと豚に関してそれが禁忌の対象となることがあることに違和感を覚える人が多いだろう。私たちは焼き肉屋では豚足を食べるし、沖縄料理の店では豚の耳の炒め物を楽しむし、台湾料理の店では腸詰めをビールと一緒に胃袋におさめてしまう。日本人にとって豚は「デブ」と同じ意味での軽いからかいの対象ではあるけれど、徹底的に忌み嫌う対象ではない。むしろ豚は鶏や牛と同じように昔から家畜化され、日本人と共生してきた動物であるとさえいえる。

 けれどこうした日本人と豚との関係は、全世界で通用するものではない。特にヨーロッパではそうだ。私たちがある外国人に国籍を聞かずに豚肉料理を勧めると、無思慮なとんでもない人と烙印を押されてしまうことになりかねない。そう、ユダヤ教徒と回教徒は宗教上の理由から豚を食べることができないのだ。

 本書では帯に「異形の動物・豚の運命」と堂々と謳われているように、ユダヤ教徒とキリスト教徒との間で弄ばれることになってしまった、何の罪もない豚を中心に話が進められている。実に興味深い本である。

 著者は1970年代の初めからフランスとスペインとの国境近くにある高原のソー地方に、農牧社会の成立をたどる調査を行っていた。豚が祭りの時以外にも、年中殺され、食べられるというこの地方の食文化に目を付けた著者は、逆にどうして豚がそれほどまで食べられるようになったのかを調べることにした。すると、18世紀末頃からこの地方には「豚商人」「豚の舌裏検査人」「豚の去勢師」が出入りしており、村民に豚を売り、病気でないかを確認し、繁殖方法を伝授する彼らがかなりの権力をもっていたことが浮上してきた。当時豚が他のどんな商品よりも金銭的価値があったことを背景に、彼らは地元の女たちをも追っかけ回し、地域の性風俗をも乱した。そのため「豚商人」らは村民にとって「野蛮」「横暴」「残酷」の象徴となり、やがてそれがユダヤ人やユダヤ教徒のメタファーとして用いられるようになったという。ソー地方の村民はキリストを信仰しており、彼らにとってよそ者となるユダヤ人を嫌う、その表れが豚を殺し、食べるという行為に結びついていると著者は導き出している。

 もちろんこうしたソー地方の食文化と信仰との関係は、すべての西欧社会で通用するものではない。しかし、ソー地方の食文化の、日頃はあまり光を当てられない部分が抉られるや、いかに西欧社会でユダヤ教とキリスト教が相剋の関係にあり、根深いしこりを残しているのかということが一気に曝されることになる。著者がキーワードにした「豚」は西欧社会の暗部を表に曝すには格好の材料だったのだ。文化と人間との関わりを濃密に描き出した良書にめぐり会うことが久々にできた。お勧めの1冊である。 (bk1ブックナビゲーター:挾本佳代/法政大学兼任講師 2001.01.09)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2008/04/20 19:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。