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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.11
- 出版社: 新潮社
- サイズ:18cm/242p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-381211-7
紙の本
ニッポン文化大革命 基礎常識講義 (ラッコブックス 初級人間学講座)
著者 ビートたけし (著)
たけし教授シリーズ第2弾。憲法から民主主義、新聞、映画、お笑いに、暴力、家族、革命まで。だれも気づかなかった「日本の現実」を鋭く穿つ。『新潮45』連載をまとめる。【「TR...
ニッポン文化大革命 基礎常識講義 (ラッコブックス 初級人間学講座)
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商品説明
たけし教授シリーズ第2弾。憲法から民主主義、新聞、映画、お笑いに、暴力、家族、革命まで。だれも気づかなかった「日本の現実」を鋭く穿つ。『新潮45』連載をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
笑いを忘れたたけし……追い詰められた暴論芸?
2001/01/19 13:33
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投稿者:松田尚之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『新潮45』誌の人気連載単行本化第2弾。前作『偽善の爆発』が時事問題についての放談だったのに対し、今回は「憲法」「民主主義」「歴史」「人間」「教育」「家族」といった大文字のテーマについて著者の持論が展開される。ただし、かつてはうさんくさい正義に対するカウンターパンチとしての機能を果たしていたアウトロー芸人の暴論が、いつの間にか大衆のセンターラインの意見と大して変わりないありきたりの予定調和に聞こえてくるようになってしまったことは否めない。本書に「ヤクザが親孝行を説教する矛盾」について語られるくだりがあるが、そのたとえは礼儀作法や節操の大切さについて語りはじめる地点にまで来てしまったたけし自身のもの言いが抱える矛盾とパラレルのように感じられる。むしろハリウッド作品のつまらなさに噛みついた「映画」の章、若手芸人評から笑いの暴力性、観客論などについてさすがの貫祿で語る「お笑い」の2章にこそ注目。こと本業のフィールド内では、かつての切れ味ある批評芸を楽しむことができる。
(松田尚之/フリーライター)