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商品説明
日本が海洋国として、「水の惑星」の未来のモデルたりうる「太平洋文明」の一翼を担うべきことを確信し、よき未来構築のための土台としての歴史観を開陳。21世紀日本のグランドデザインを提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
川勝 平太
- 略歴
- 〈川勝平太〉1948年京都生まれ。オックスフォード大学にて博士号取得。現在、国際日本文化研究センター教授。著書に「文明の海へ」ほか。
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紙の本
2001/2/18朝刊
2001/02/23 00:16
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は大国の論理が支配した二十世紀の世界体制を振り返った上で、新しい国家のネットワークがどうあるべきかを考察している。東西冷戦時代に束ねられていた小国の自立が加速しつつあるが、著者はそれらが従来のような民族ではなく「島」を単位に連合体を形成すると見る。地球の表面の七割を占める海を媒介とした連邦だ。
時代や国を飛び越えて縦横に展開される著者の分析は興味深く、高度な文明論になっている。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000