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- カテゴリ:一般
- 発売日:2001/02/15
- 出版社: 河出書房新社
- レーベル: KAWADE夢ムック
- サイズ:21cm/215p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-309-97602-6
紙の本
ビル・エヴァンス 総特集 (KAWADE夢ムック)
ジャズピアニストのビル・エヴァンスを特集。エヴァンスへのインタビュー記事、寺島靖国×後藤雅洋の対談、50年代からその死までの各時期のエヴァンス、CDディスコグラフィー、略...
ビル・エヴァンス 総特集 (KAWADE夢ムック)
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商品説明
ジャズピアニストのビル・エヴァンスを特集。エヴァンスへのインタビュー記事、寺島靖国×後藤雅洋の対談、50年代からその死までの各時期のエヴァンス、CDディスコグラフィー、略年譜等を収録。『文芸』別冊。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
やはり天才肌です。
2001/02/24 15:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スタイル - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、天才は天才たらしめているなにかをもっているようです。食事以外はピアノを弾いていたそうです。ビル・エヴァンスの歴史を知りたい人にはピアノの知識を含めてわかる人ならいいかもしれません。僕には,シbとかラ#とか言われてもぜんぜんわからないんですけど…最後にこの本を読むときはビルのCDもあわせて,聞きながらお読みください。
紙の本
これまでにも腐るほどある話題やデータ、いくらなんでも編集者はサボり過ぎだ。
2001/04/04 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文藝別冊は『幸田文 没後10年』くらいしか読んでいない。「売らんかな」みえみえの企画、内容もつまらぬからだ。しかし、こんな軽薄な特集ムックですら、もはや売れないのではないか。読者の白痴化がさらに進行しているからだ。また、バックナンバーを見ると『宇多田ヒカル』まであって、思わず口あんぐりだが、編集者の助平根性とは裏腹に、これまた売れなかったのではないか。ヒカル・ファンなど、生涯本屋になど行かぬ輩だからだ。もっと言えば、内容は知らぬが、編集者の「売りネタ」がヒカル・ファンに届くとも考えにくい。一度、どれほど売れたか訊いてみたい気がする。さて、ならばなぜ『ビル・エヴァンス』を買ったのか。藤井郷子、諸岡敏行、寺島靖国×後藤雅洋(対談)、中条省平、中山康樹、村井康司、高見一樹、杉田宏樹(ディスコグラフィー)など、友人知人が9人も執筆しているので、「会った時、からかってやろう」と思ったからである。「対談」は予想通り、まったくつまらなかった。もし対談をするなら「ビル・エヴァンスおたく」(好きではないが)が語りまくる。これっきゃないのではないか。でなければ、藤井郷子のようなピアニスト人が徹底的かつ専門的な分析をする。いまさらとっつぁん二人の「寝言」を聴くほど、われわれは暇ではない。第一、この二人の関心、ビルには一ミリもないので、彼らにとっても気の毒な対談だった。エッセイも凡庸で、新味がない。こうした批判を書くと、「おぬしはプロだから<ぬるい>と言うが、初心者にはこれでも難解」と、絵に描いたような反論が返ってきそうだが、本誌に出てくるような話題やデータ、これまでにも腐るほどあり、新説皆無とは、いくらなんでも編集者はサボり過ぎだ。4つほどあるインタヴュー、植草甚一のエッセイもみな再使用である。あろうことか「漫画」まで入っているとは、一体何を考えているのだろう。唯一読めたのは、中条省平「『コンセクレーション』へ ザ・ラスト・コンプリート・コレクション」だった。「『マリ・クレール』90年3月号の原稿を元に大幅に加筆したもの」とあるが、面白かった。「ジャズほどまがまがしい死の影に覆われた芸術はほかにはあるまい。たしかコリン・ウィルソンが語っていたことだと思うが、ジャズに捧げられた多くの悲劇的な死をもって、ジャズを伝説化し、神話化することの危険にはつねに注意を払う必要がある。だが、それにもかかわらず、ジャズの地を埋めつくす死屍累々の光景には眩暈をおぼえざるをえない」とし、20代、30代で死んだジャズメンの死因と年齢を列記、さらに彼は「同じくヘロイン中毒の恋人エレインは子が生めぬ身体ゆえビルが心変わりした。そのことに傷ついた彼女はNYの地下鉄に飛び込み、それから6年後の1979年、頼りにしていた兄ハリーも、銃で自殺する。優れたビル・エヴアンス論であると同時に彼の人間性や人生に視点を置いて綴ったところが他の筆者との違いなのだ。