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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.9
- 出版社: パンローリング
- サイズ:31cm/257p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-939103-06-4
- 国内送料無料
紙の本
ラリー・ウィリアムズの短期売買法 投資で生き残るための普遍の真理 (ウィザード・ブック・シリーズ)
ラリー・ウィリアムズの短期売買法 投資で生き残るための普遍の真理 (ウィザード・ブック・シリーズ)
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紙の本
短期売買手法のベストブック!
2002/01/04 20:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オサリオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おそらく日本で出版されている取引手法・売買手法の本の中で史上最強の本である。
相場に関わる人なら、著者のラリー・ウイリアムズの名前を知らぬ人などいないだろう。著者は米国のトレーディング・コンテストで、かつて1万ドルを1年で100万ドルに増やすという偉業をやってのけたプロのトレーダーである。本書はそんなラリーの長年にわたるノウハウを集大成したものであり、実践で役に立つノウハウ満載である。役に立つノウハウを学びたい人は、まず本書を買うべきだろう。短期売買を志す人にとっては絶対の必読書である。
紙の本
人は生まれながらにしてトレーダーである。
2009/12/21 23:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーケットライダー - この投稿者のレビュー一覧を見る
自ら発するエネルギー(思考、行動、感情)を人は何かと交換し、その価値交換は主観的価値観に基づいてなされる。
最も多いのが労働と賃金のトレードだ。
賃金を支払う側によって相場形成される世界と、お金でお金を生む相場世界とでは、その常識や行動パターンがまるで違う。
この違いに気づかぬまま、この世界に入ってしまうことが、破滅的退場につながる。
賃金トレードに対する成功体験が、まさに失敗を招く例を本書では事細かまかに紹介されている。
第一のルール「価値とは瞬間的なものである」
それは月給制でも日払いでも、年俸制でもない。決められたものが決められたとおり支払われる世界と、瞬間瞬間に価値が激変していく世界の違い。
第二のルール「資金管理=負けトレードの管理」
”負けトレードを管理”(負けないということではなく、負け方を工夫するということ)が、なんと勝者への秘訣であることを著者は明らかにしている。
(第三のルール)「投機ビジネスとはプランである」
著者はいう「誰でも釘を打つことはできる。一本や二本、うまく打てたところで家は建たない。そこにプランが無ければ」と。曲がった釘は無理に打とうとせず、取り替える。(一般社会のガンバリズムは、この世界では致命傷となる)
投機におけるプランの三要素は「予測の選択、タイミング(慣性の行方)、資金管理」だと本書にあり、さらに手仕舞いのルール3として「1、常に金額ベースで損切る。2、ベイルアウト。3、反対サインドテン」を言い切っているところはさすがだ。
手法としては、モメンタムブレイクスルー、スマッシュトレードを紹介。
著者自身、ありふれていることを自認しながら、ルールを守ることの困難さを感情面から説明しているあたり、実践的経験に満ち溢れていることを感じさせられる。
特に「スリル感を押さえる」重要性を強調。
”待つことができないのなら、待っているものを手にすることはできない”
と言い切る。ただし待っていても手に入るかどうかはわからないのがミソだ。
もちろん、そのタイミングでないときに手を出せば逃してしまうのだが。
さらに「なぜ、ほとんどのトレーダーは負けるのか」を明快に解説。
マーケットは移り気(刻々と変化しているもの)なのに、トレーダーは固定観念に抑えられているからだと。
「例えば、トレーダーは買いのシグナルを受け、買い出動する。そして悲しいかな人の性は、価格は必ず上昇するという固定観念を形成してしまう。最初のシグナルが正しいと(自分が選択したがゆえのフリーズ思考に固執してしまう)」
加えて「直近のシグナルこそトレーダーが従わなければならないシグナル。有効であってくれと期待している3つ前のシグナルなどではない」とバッサリ。
「トレードとは期待ではなく、現実でトレードすることで道が開かれるもの」なのに人はそれに気づかない。イコール負けトレードを認めない(=資金管理ができていない=損きりコストをはじめから想定していない)からそこで思考や行動が止まってしまい、片や相場は反対方向にどんどん進んでしまう。
人は生まれながらにして、資金管理能力が備わっているわけではないことを思い知らされた伝説の一冊でした。