ラプンツェル。 （グリム童話アーティストブックシリーズ）

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投稿者：SnakeHole　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

グリム童話と文字アートのコラボレーション。ちと説明しづらいが，挿絵の代わりに「文字」が描かれている絵本といった体裁。……想像つかない？ うん，つかないだろうなぁ（笑）。
本を開くと，見開きの右側のページに童話の普通の文が「むかしむかしあるところに……」と始まっている。そしてその左側のページには……多くの童話本でこの体裁の場合ここは1ページを使った挿絵だと思うのだが，でっかい活字で『なにやら胸さわぎしますな。』と……。
魔法使いによって高い塔に閉じ込められているラプンツェル，日本語で「髪長姫」と言った方が通りがいいかもしれぬが，が毎日歌を唄うくだりには，『できることから。』。それを聞きつけた王子様が毎日彼女のもとに忍んでくる段になると『せめて高２か高３で。』。いや，ここはひっくり返りそうになりましたな。知ってるヒトは知ってると思うがこの時ラプンツェルは妊娠してるわけで（笑）。……グリムの名作のボートクだ，と眉をヒソめるヒトもおられるかとは思うが，これはこれで楽しうおまっせ。めでたしめでたしの最後はなんと『ビキニは卒業。』。