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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.3
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/466p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-210466-0

紙の本

異端の夏

著者 藤田 宜永 (著)

夏の別荘地で忽然と消えた12歳の少年。うろたえる家族や妻に手を挙げる画廊経営者に古傷を抉られた辰巳刑事は、少年の母に次第に惹かれていく。過去の秘密、疑心暗鬼、謎と愛に翻弄...

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異端の夏

税込 2,420 22pt

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商品説明

夏の別荘地で忽然と消えた12歳の少年。うろたえる家族や妻に手を挙げる画廊経営者に古傷を抉られた辰巳刑事は、少年の母に次第に惹かれていく。過去の秘密、疑心暗鬼、謎と愛に翻弄される人々の行方を描く恋愛サスペンス。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤田 宜永

略歴
〈藤田宜永〉1950年福井市生まれ。エール・フランス勤務の後、86年「野望のラビリンス」で作家デビュー。「鋼鉄の騎士」で日本推理作家協会賞長編部門受賞。

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評価内訳

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紙の本

今の季節に、夏でもないだろうけど、奥さんの小池真理子さんの『瑠璃の海』という傑作をよんだら、どうしてもダンナの作品も読みたくなっちゃって

2003/12/18 20:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近の本格推理小説は、様々な才能が型に嵌らないスタイルで艶やかさを競っている感じだけれど、警察小説となると、今のところ横山秀夫のぶっちぎり、一人勝ちという感じ。その周辺に、安定した佐野洋や、久間十義が静に控えているといった感じだろうか。で、藤田宜永。北上次郎が、藤田の恋愛小説が面白い、といい始めたあたりから、そのまま見事に直木賞を取り、最近では「戦略的に恋愛小説を書いている」と豪語しているらしいけれど、やっぱり私にとっての藤田はミステリ作家である。

その藤田が、久しぶりに推理小説に戻ってきたというので楽しみにしていた。タイトルは久間十義『刑事たちの夏』を連想させる。おまけに、テーマは、傑作がひしめく誘拐もの。期待して読み始めたけれど。

軽井沢の別荘で夏を過ごす室谷家で、事件は起きた。画商として成功した祖父・陣蔵の別荘に遊びに出かけた十二歳の室谷雄介が、祖父のもとに姿を現さないままに行方不明に。単なる家出、それとも営利誘拐、無関係の事件に巻き込まれたのか。半狂乱の母親・室谷康子と、たまたま現場に居合わせた刑事・辰巳幸輝の必死の追跡が始まる。もう、ここで「ああ、いやな展開だな」と私などは思ってしまう。

ともかく、ありふれているのだ。深みがない。金持ちの家に嫁いだ女の不満と、傲慢な夫。中年に差し掛かった夫婦の危機と画商という商売の闇の部分。心に傷を持つ刑事。地方の警察を信用しない、権力の近くにいる画商と県警の面子をかけた争い。いやあ、これって、なにか定規をなぞったかのような、決まりきった展開じゃあないだろうか。お絵かきソフトではないけれど、「警察小説の書き方2000」なんてのを、秋葉で売っていたりなんかして。

期待しすぎてしまった私が悪い。中年の不倫なんて、悪酔いで反吐が出そう、という私の性格がいけない。でも、職場でも何でも、いい年をした男が女の尻のことしか考えていない、なんてのがリアルどころか噴飯ものの設定でしかないことを、しがないサラリーマンを夫に持つ私は知っている。だから、この小説の中のどうしようもなくありふれた展開が、嫌でたまらない。おまけに、肝心の失踪事件に驚きがない。

これは断じてミステリではない。では恋愛小説としてどうかといえば、奥さんである小池真理子の作品ほどの感動もない。北上次郎は相変わらず、藤田の恋愛小説を高く評価しているようだけれど、『壁画修復師』以外は、どれも薄汚い。それは直木賞受賞作『愛の領分』、その後の『艶紅』でも変わらない。

以前日本推理作家協会賞を受賞した『鋼鉄の騎士』という超分厚いミステリを読んだときも、その厚さ以外には心を動かされなかった。読者がときめきを感じてこそ、恋愛小説だろう。無頼を気取った作家だけが一人よがっても、読者の想いは、空回りするだけだ。ケッ、何が戦略だよ。奥さんの『瑠璃の海』でも読んでみたらどうだ、とは言い過ぎか。

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