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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.6
- 出版社: 自由国民社
- サイズ:21cm/305p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-426-73201-8
紙の本
こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説
著者 赤木 かん子 (編著)
児童虐待、性的虐待、アルコール依存、共依存、夫婦間の暴力、いじめ、癒し…。自分自身を見つめ直すために、いま、大人と子どもの間で起こっている現実をしっかり見つめるために。ま...
こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説
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商品説明
児童虐待、性的虐待、アルコール依存、共依存、夫婦間の暴力、いじめ、癒し…。自分自身を見つめ直すために、いま、大人と子どもの間で起こっている現実をしっかり見つめるために。まず、知ることから始まります。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
赤木 かん子
- 略歴
- 〈赤木かん子〉法政大学卒業後、出版社勤務を経て、子どもの頃に読んでタイトルを忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。著書に「ヤングアダルト読書案内」など多数。
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紙の本
こういう本をさがしていました
2001/07/08 21:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りの - この投稿者のレビュー一覧を見る
精神科クリニックを開業して半年あまり、クリニックの患者さんは入院施設を持った病院の外来の患者さんと全然違うことにとまどいさえ感じる毎日でした。全般に軽い抑鬱を持った人がほとんどだけど、聞き始めると幼少時に重いトラウマ体験を持ったアダルトチルドレンの人の多いこと多いこと。彼女らに何かよい指標となる本はないものかと書店巡りをしていました。そんな日に新聞の広告でこの本を知りました。私が本の読み手として尊敬してる赤木さんの本だ!喜び勇んで購入しました。
そうそうこういう本を待っていました。
共同著作なので個人的には疑問を感じたところもあります。特に(C)の署名の人の分は、少し読んでて気持ちが寒くなります。かん子さんの著作からはあったかいものをもらうのが常だったので、なんだか違和感がありました。
その赤木さんも相変わらずのポカミスあり。有里さんのご指摘のガンダルフorガラドリエルをガブリエルと間違ってるほか、「トーマの心臓」の主人公がトーマになってた。
でも、もっと本屋さんに平積みされればいいのに、bk1でもトップページを飾ればいいのにと思います。早速に二冊目を買って、待合室におくつもりでいます。
紙の本
「AC」という切り口で『赤毛のアン』や『童夢』を読み直すと……
2001/05/25 07:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:有里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アダルト・チルドレン(AC)——子ども時代に必要な愛情と安らぎを得られずに育ち、傷ついた心を抱え、癒されぬまま大人になっている人たち」をテーマにしたブックガイド。
「アダルト・チルドレンの理解に役立ち、その理解によって、本人もまわりの人も少し楽になれるように願って」編まれたという。解説は赤木かん子を中心に6人の編集チームによって書かれている。
目次を開くと、アルコール依存、虐待、共依存と、なにやらモノモノしい言葉が並んでいるが、ひるむことなかれ。取り上げられている本の中にはハードでシビアなものや専門書もももちろんあるけれど、モンゴメリ『赤毛のアン』やゼナ・ヘンダーソン『果てしなき旅路』、大友克洋『童夢』、アシモフ『はだかの太陽』、テリー・ホワイト『真夜中の相棒』といった一見「AC」とはあまり関係がなさそうなエンタティメント系の本も多く、解説もくだけた口調で書かれているので読みやすい。
自分が「AC」だという自覚のある人、「AC」かもしれないと思っている人、生きにくさを感じている人にとっては必読書だと思う。「AC」という視点で見ると、一度読んだ漫画やミステリーがまた違った意味を持ち始めて興味深いので、別に自分は「AC」じゃないという人にも一読をお勧めする。個人的には大友克洋『童夢』の解釈(p.235)と『アラベスク』と『エースをねらえ!』の対比(p.134)に目からウロコが落ちるような気がした。特に後者を読んで、私の持っていた『エースをねらえ!』への違和感の正体がはっきりした。あー、とってもすっきり(ちなみにこの項目を書いたのは赤木かん子ではなく、小迫倫子)。
オタクや専業主婦に対する嫌悪感というか侮蔑がかすかに感じられるのと、たまに記述にカンチガイ(p.182にある『指輪物語』の中のヒーローのガブリエルって誰?)があって少しだけひっかかるのを別にすれば、丁寧に作られたよい本だと思う。
http://www2r.biglobe.ne.jp/~alisato/